住まいnet新潟 vol.28 (P128〜)掲載情報

(株)松尾工務店

森の緑と調和する古民家リノベの家

家の前には川のせせらぎ、裏には緑美しい森が広がるK邸。
ゆったりと時を刻むこの場所でしか味わえない暮らしを、リノベーションで叶えた。


 自然豊かな環境に佇むK邸は、奥さまの実家をリノベーションした住まい。ご両親が「この先、家をどうしようか」と考え始めたタイミングで、新潟市でマンション暮らしだったK夫妻も将来を考えるようになった。「親のこれからも心配だったので同居を提案したら夫が乗り気で」と奥さま。ご主人は「自然が身近な場所で暮らしたかったので大賛成でした」と話す。
 家づくりを相談したのは松尾工務店。「松尾工務店さんなら、この地域の風土も分かった家づくりをしてくれると思ってお願いをしました」。最初は建て替えをするつもりだったが、ご主人が2階からの眺めを気に入っていて、「骨組みを残してリノベーションできないか」という思いが生まれた。「うちの2階はすごく高さがあるので、その構造を残せたらと。でもそんなことが可能なのかなと思ったら、松尾工務店さんが“できますよ”とおっしゃってくれて、心強かったです」。
 リノベーションは、新築よりも技術と経験が必要だ。設計を担当した宮島さんは「長年、ご家族が住みながら使い続けた価値のある材料を見極め、手間をかけてでも新しく仕立て直し、生かしたいと考えました」と話す。具体的には、大きな梁のある構造を見せながら建物の強度を高め、暮らしやすい間取りを提案。「このように貴重な物件に携わらせていただけるのは、私たちにとっても幸せなこと」。宮島さんはそう続けた。仕立て直すという技術を次世代の大工に継承する、そんな機会にもなったという。 ……続きは誌面でどうぞ

玄関を入ると洗い出し仕上げ、その先に土間が広がっている

土間に面した格子を開けるとLDK。薪ストーブの様子を見る時に腰掛けるのにもちょうどいい

吹き抜けの2階からリビングを見下ろす。梁は愛猫たちのお昼寝スポットになっているそう

重厚な梁を中心に、ふんだんに木が使われているLDK。新しい造作家具やキッチンも、古い木材としっくり馴染んでいる。経年変化が楽しみな住まいだ

キッチンは、母娘が一緒に立っても余裕のある広さに。幅の広い大きな一枚板のカウンター。また、正面のタイルはレトロ感を演出するアイテムとして採用。奥さまお気に入りの古いガラスの小窓と照明の光がやわらかく融け合っている

2階にあるセカンドリビング。こちらも梁がアクセントになっている

お母さまのアトリエ。壁には大作のキルト、奥の棚には山ブドウのツルやクルミの木の皮で編んだバッグが飾られている

アトリエで作品づくりをするお母さま。「窓から外の景色を見ると、気持ちがリフレッシュされるんです」と話す

ビルダー情報

会社名 (株)松尾工務店
代表者名 代表取締役 松尾 雄一
建築業許可番号 建設業許可/新潟県知事登録(般-24)第12973号、一級建築士事務所/新潟県知事登録(ロ)第4865号
所在地 〒9560012 新潟県新潟市秋葉区荻野町118-12
電話番号 0250-23-2372 FAX番号 0250-23-3879
営業時間 9:00〜18:00 定休日
設立 1977年 資本金 1,000万円
業務内容 建築、リフォーム、不動産
取扱い工法 木造軸組在来工法、外断熱二重通気工法
価格の目安
アフター保証 JIO(株)日本住宅保証検査機構による10年瑕疵保証
取扱いエリア 下越、中越
取扱い坪単価 40〜60万円未満 施工実績
ホームページ http://www.matsuokoumuten.com
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