和ごころ工房/大栄建設(株)

光と風が心地よくめぐる住まい
K邸の中心は、アイアンのストリップ階段が1階と2階を開放的につなぐLDK。
立体的なプランが、限られたスペースを有効に使い、暮らしやすさを生んでいる。
プランニングにあたっては、4人で暮らすことを前提に、近い将来、お母さまが一緒に暮らすことも考えられたという。さらに車好きのご主人からは、ロフトのあるガレージ、奥さまからは「短時間で効率的に家事がこなせる間取り」が要望された。さまざまなリクエストを一つにまとめあげる際、和ごころ工房がいつも大切にしているのは、具体的な暮らしのシーンを想定し、プランに落とし込むこと。K家の場合は、夫妻が共働きでお子さんたちは小学生。家族それぞれが帰宅して、どんな行動をとるのか、そしてみんなで過ごす時間の家族のくつろぎ感、それぞれがプライベートに過ごす時間の距離感などを細かく想定して、間取りをつくりあげたという。
吹き抜けのあるリビングは、家族の時間を過ごす空間だ。キッチンに立てば、ソファでくつろぐ家族の姿や、壁際の掘りごたつ式のカウンターで勉強する子どもたちの姿が見渡せる。一方、そのキッチンと、扉を一枚隔てたところには、洗濯機を置いた水回り空間、さらに続いて4畳という広めのサンルームが設けられている。これは「仕事から帰ってきたら家事を同時に進め、洗濯物も夜干したい」という奥さまの要望に応えたものだ。
リビングにいると、心地いい光と風に包まれるが、それは「空間を細かく平面的に分断しないで、立体的につなげたから」と大島専務は言う。実際、光は2階の窓からも差し込み、薪ストーブの暖気は、天井に取り付けたシーリングファンやキャットウォークによって、2階にまで届けられている。冬の初めに引っ越して2ヶ月たったというKさんは「こんなに快適なものなのかと驚いています」と言い、奥さまも「家事がはかどる上、夜干した洗濯物もすぐ乾くので助かっています」と満足を口にする。
さて、玄関から屋根続きの場所には、当初からKさんが希望していたガレージが設けられている。こちらも吹き抜けになっていて、ロフトは趣味の空間としても使える造りだ。「子どもたちに子ども部屋があるように、大人のためにも趣味に没頭できる空間があると暮らしの価値も高まる」。大島専務が言うように、プライベートな空間と家族の空間を兼ね備えることで、暮らしはずっと深くなるのだろう。「この家ができて、ほんとうの暮らしが始まった、そんな気がします」。Kさんの言葉は、家族にとっての住まい、その理想的なありかたを物語っている。

玄関を入ると左手には家族用玄関。靴や小物がたっぷり収納できる棚を造り付けている

リビングスペースが吹き抜けになったLDK。アイアンで製作したストリップ階段がポイント

上下の窓から陽光が差し込み、隅々まで明るいLDK。薪ストーブの上はキャットウォークにして光と風を存分に巡らせている。床はウォールナット、階段のステップにはクリを採用

吹き抜けのLDKは、夜になると照明が印象的な影を壁に落とし、また違った表情になる。階段下の壁際には掘りごたつ式の机を造作。TVの後ろの壁にはタイルを採用

ウォールナット、檜、チェスナットとさまざまな樹種を張った無垢材の空間を、黒の手すりが引き締めている。右手のキャットウォークはFRPグレーチングを採用

ダイニングキッチンは白を基調に。奥さまの要望でキッチンは手元が見えないハーフオープンの形にし、ダイニングスペースの壁際には「立ったまま作業ができるように」とカウンターを設けた

キッチンの背面には大容量の収納スペース

キッチンの隣に設けられた水回り空間。奥は干したままにできるサンルーム。日当たりがいいため「冬でもすぐに乾きます」と奥さま
ビルダー情報
会社名 | 和ごころ工房/大栄建設(株) | ||
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代表者名 | 大島隆一郎 | ||
建築業許可番号 | 新潟県知事許可(特-22)第10001号 | ||
所在地 | 〒9430884 新潟県上越市上中田1041-1 | ||
電話番号 | 025-527-5560 | FAX番号 | 025-527-5565 |
営業時間 | 定休日 | ||
設立 | 昭和29年3月29日 | 資本金 | 5000万 |
業務内容 | 住宅・店舗の設計・施工、各種リフォーム、不動産 | ||
取扱い工法 | 木造軸組工法、外断熱通気工法 | ||
価格の目安 | |||
アフター保証 | |||
取扱いエリア | 新潟県中越、上越 | ||
取扱い坪単価 | 施工実績 | ||
ホームページ | http://www.wagokorokoubou.com |