住まいnet信州 vol.29 (P136〜)掲載情報

更級圭建築設計(株)

料理の仕事、家族との暮らし、
ふだんの毎日を包む家。

 週に一度、H邸のダイニングは料理を学ぶ人たちの集いの場になる。並ぶのは、よそゆきではない、少しだけ手間をかけたふだんのごはん。キッチンもダイニングも、実際に住まい手のHさんが日々使い、家族との毎日が繰り返されている場所。だから、教わるほうもリラックスして楽しめる。料理の仕事も、家族との暮らしも、どちらも大切な毎日のこと。そんな「ふだん」の毎日を心地よく包んでくれる家、できました。

 ご主人のUターンにともない、東京から長野市へと移り住んだHさん。賃貸暮らしを経て、一昨年、自宅の新築を機に、都内でも開いていた料理教室〈ミトン〉をここ長野で本格的に再開した。月に3~4回、毎回テーマを変えて開かれるレッスンは、募集と同時に予約でいっぱいになることも。
「長野ならではのおいしい野菜を使い、忙しいお母さんでもつくれる、手のかからない家庭料理がコンセプト。家族のために料理をつくる人がちょっとでも楽しく、食べるほうも負担にならないようなメニューを心がけています」
 ご自身も小学2年生のお嬢さんをもつHさん。自宅の新築にあたっては、料理教室を開けるキッチン&ダイニングを第一条件に、家族との〝ふだんの暮らし〟が両立できることも大切なポイントとなった。世代的にも近く、これまでの設計例からデザインセンスに共感をもった更級圭建築設計にオーダー。キッチン周りの細かい部分と、レッスンの場となる1階と完全プライベートの2階との棲み分けをリクエストした以外は、プロにお任せ。見た目の仕上がりはもちろんのこと、暮らしてみて初めて気づく住み心地の良さに驚いているというHさん。 ……続きは誌面でどうぞ

オープンキッチン+ダイニング、リビングとデッキコートのみで、ゆったりとシンプルに構成された1階フロア。吹き抜けがなくても、デッキと、中央の階段からの採光で一日を通して明るい。コーナーごとに置かれたグリーンがアクセントに。

窓を開け放てば、デッキとリビングはひとつながりの空間に。隣家と接する西側は2階部分まで外壁を立ち上げ、南側は庭へとつながっている。

リビングの一角に設けられた収納棚兼デスク。奥行きが浅いため圧迫感がなく、ちょっとしたパソコン作業にも便利。

キッチンからリビングの一部にかけては白いタイル張りに。目地のない突きつけタイプなので手入れも楽な上、見た目もすっきりとおしゃれ。

 

通路を広く取り、料理教室の際も使いやすい2列型のオープンキッチン。アイランドにせず、あえてキッチン台を壁づけにしたのは、床への油はねなどが気にならず、お手入れもしやすいというHさんならではの発想から。

折り返しの階段下にお子さん用の机を置いたのはご家族のアイデア。キッチンに立つお母さんと会話しながら宿題も片付けられる。

階段をインテリアのアクセントとして効果的に配するのも、更級圭建築設計ならではのスタイル。縦の空間をドラマチックに結びつける。

ビルダー情報

会社名 更級圭建築設計(株)
代表者名 更級 圭
建築業許可番号 一級建築士/長野県知事(長野)A第35083号、一級建築士事務所/長野県知事(長野)A第81111号、建設業許可番号/長野県知事 許可(般-25)第24568号
所在地 〒3812215 長野県長野市稲里町中氷鉋563-2
電話番号 026-214-1018 FAX番号 026-214-1018
営業時間 定休日
設立 資本金
業務内容
取扱い工法 木造在来軸組工法、2×4工法、S造、RC造
価格の目安 平均的坪単価 50〜80万円以上
アフター保証 住宅瑕疵担保責任保険、地盤10年保証
取扱いエリア
取扱い坪単価 施工実績
ホームページ http://kei-sarashina.jp
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