機能性とくつろぎと。
家がかなえた豊かな時間を過ごす日々

車の往来が頻繁な道路に面した南側をあえて壁面とし室内で過ごす時間の充実にこだわったＳ邸。大空間を構成できる驚きの構法と綿密な構造計算に基づく設計が心地よさで満ちあふれる住まいを実現した。

Ｓさん夫妻はフルタイムの共働き。本来なら心身を休めるはずの夜間や休日の時間を、家事に取られてしまうのが大きなストレスだった。家事の負担を可能な限り軽減し、家で過ごす時間を最大限リラックスできるようにしたい。そんな住まいが二人の共通の願いだった。
奥様が副園長を務める保育園の建て替えに携わったM-STYLE HOUSE（松代建設工業）とは、それ以降もコミュニケーションを重ねて信頼関係を結び、自宅の建築へ着手。大空間の中に自然光と間接照明が美しく映える安らぎの住まいが実現することとなる。
Ｓ邸で一見、冒険のように思えるのが、建物の南面が壁であること。敷地の南側は交通量の多い道路に面している。ここを窓にすれば、外から丸見えになって、結局はいつもカーテンを閉ざして過ごすことになる。ならば壁にして、プライバシー確保と収納のために有効利用しようと思い切った。