(株)三五工務店

“チーム北海道”の心意気でつくる
素材と技術の粋を極めた提案型住宅。
やるなら、とことん。デザインも性能も最優先、どちらも妥協を許さずつくりあげた「kita35モデル」は、三五工務店の集大成ともいうべき提案型住宅だ。同社はこれまでにも「カラマツ宣言」を掲げ道産材の活用を推進してきたが、ここではさらに地産地消を徹底させている。
外壁の羽目板に下川町産のカラマツ材を採用し、構造材には道産カラマツ集成材、床には下川町産のタモ材、そして塗り壁は仁木町のゼオライトを使用。また、収納や建具などはできるだけ既製品を使わず、造作家具にこだわった。インテリアの完成度を高めるのはもちろん、地元の家具職人と恊働することで本物の素材によるものづくりのすばらしさを伝えたいとの思いもあったという。
一方、性能面でも高気密・高断熱住宅のパイオニアといわれる三五工務店らしく、Kita35にちなんで断熱材350mm、開口部には北海道初となる木製クワトロ(4重)サッシを採用するという徹底ぶり。家から熱が逃げる割合を示すQ値は、同社が標準とする1.0(W/m2・K)を大きく下回る0.675を実現し、これまでにない超高性能住宅となった。
素材が醸す上質な空気や手ざわり、時の流れとともに深まる経年美。Kita35モデルはそんな住まいづくりを大切に、キレイすぎず自然な風合いを生かした空間に仕上がった。
玄関を入ると突き当たり正面の南側に大開口が開け、その広がりの豊かさに気持ちまで解き放たれる。通り土間を思わせる黒いタイルが、ぬくもりあるタモのフロアにシャープなコントラストを描き、やわらかな曲線の先にある窓辺へと続く。外の光に誘われて視線はおのずと上へ延びていき、なんとも胸のすくような清々しさ。外との一体感を存分に味わいながら一年を通して心地よく暮らせるのも、断熱性能に新たな試みを加えたことで、ソフトとハードのバランスが絶妙に保たれているからにほかならない。
ダイナミックな空間は生かしつつ、全体が間延びしないようリビングとダイニングは床の高さでゾーニング。見た目にも新鮮な変化が生まれるとともに、ダイニングのフロアをベンチのように利用したりと、その時々の気分で過ごせる居場所ができて暮らしの楽しみも広がった。家じゅうどこにいても無垢の木のやさしさに包まれ、いっしょに年を重ねていくことがうれしくなるような住まいである。

玄関ドアを入ると、通り土間のようなタイルが貫かれている。

リビングとダイニングは床の高さでそれとなく空間を仕切っている。

大きな吹き抜けの下、北海道の素材をふんだんに使った心地よいリビングが広がる。4重ガラスの木製サッシは冷気を寄せつけないだけでなく外の喧噪も遮断し、暖かく静かな暮らしを実現する。

ざっくりとしたレンガタイルで質感よく仕上げたキッチン。中心にアイランドカウンターを設置すれば作業スペースも充分。

吹き抜けに沿って造作されたスケール豊かな飾り棚が目を引く。

ダイニングを見下ろすキャットウォークから、ハイサイドライトの窓拭きも。

1階と2階の窓が連続して見えるのが新鮮。ホールの両サイドに吹き抜け。

清潔感あふれる白いバスルーム。窓からキッチンガーデンの緑が見える。
ビルダー情報
会社名 | (株)三五工務店 | ||
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代表者名 | 田中 寿広 | ||
建築業許可番号 | 特定建設業知事許可/(特-23)石第19356号、一級建築士事務所登録/石第2731号、宅地建物取引業知事許可/石第(3)6998号 | ||
所在地 | 〒0010034 北海道札幌市北区北三十四条西10丁目6-21 | ||
電話番号 | 011-726-3535 | FAX番号 | 011-736-9835 |
営業時間 | 定休日 | ||
設立 | 昭和33年 | 資本金 | 3,500万円 |
業務内容 | 住宅のデザイン設計・施工・リフォーム、不動産(土地・建物)流通 | ||
取扱い工法 | 新在来木造構法(木造軸組) ※その他の工法にも柔軟に対応します。 | ||
価格の目安 | |||
アフター保証 | 構造躯体+防水工事は10年間、その他外構から仕上げの主だった部分は2年間の自社保証を完備、他 | ||
取扱いエリア | 札幌市、札幌市近郊 | ||
取扱い坪単価 | 60万円〜 | 施工実績 | 年間40棟(新築) |
ホームページ | http://www.kk35.jp |