隣りの妹家族と中庭を共有。
人と空間のつながりを感じる家。

　ガレージを兼ねたエントランスアプローチの奥には、青々とした芝生が広がる中庭の光景。縁側風のテラスからシンボルツリーを眺められる潤いの空間だ。通りからも遮断され、子どもをのびのび遊ばせられるのがうれしい。
　Aさん家族が新居を手に入れたのは昨年５月。中庭をはさんで西隣りには奥さまの妹家族の家が建つ。仲のいい姉妹は、かねてから「家を建てるならいっしょに」と話していて、江別市内に２区画並びの土地を見つけたのを機に、２家族同時に三五工務店で家を建てることにした。同社は営業部門を置かない代わりに、設計担当者が打ち合わせから引き渡しまで一貫して施主に寄り添い、住まいづくりを進めている。住まい手とつくり手がダイレクトにコミュニケーションすることで、細かい要望や変更なども伝えやすいと好評だ。
　2棟の家は敷地境界線をまたいで中庭を共有し、限られた空間を有効に活用。単独で庭をつくるより広々とした空間が生まれ、夏は２家族がいっしょにバーベキューを楽しんだという。中庭を介して家族間の距離もより近くなり、幼い子どもを預けたり預かったり。年の近いいとこ同士が、中庭での遊びを通して成長していくのも楽しみだ。気心の知れた親戚が隣同士に家を建てるメリットを最大限に生かした住まいである。　……続きは誌面でどうぞ