住まいの提案、岐阜。 vol.7 (P50〜)掲載情報

(株)中島工務店

住み手とつくり手が1つ1つ思いを重ねて。
居心地を描いた平屋の家

 ご両親が暮らす母屋と同じ敷地内に、隣接して住まいを建てることになったI夫妻。そこで長年暮らしてきたご主人は、「建てるなら、母屋や周りの風景に馴染む和の家を」と考えていました。しかし、ハウスメーカーを回り始めると、和モダンとうたっていても、どこか自分の思いとは違う違和感を感じたといいます。「どうしてしっくりこないんだろうと考えて、もう一度自分が育ってきた環境を思い返してみたんです。そうしたら、我が家には木のぬくもりが満ちていた。日本家屋の良さは、やっぱりそこだと気付きました」とご主人。日本の伝統的な技を用いてつくる、本当の意味で和の住まいを目指した時、寺社建築も手掛ける中島工務店に出会います。地元の木をふんだんに使い、木の美しさや強さを生かしつつも、今の暮らしに寄り添ったデザインを施すその住まいづくりに、ご夫妻は心惹かれていったそうです。
 もう一つ、ご主人が憧れていたのが、平屋の住まい。ライフステージが変化して部屋数が必要になった時には、母屋を活用することにし、家族3人で暮らす最小限の空間を詰め込んだ、30坪程度の小さな平屋を建てたいと考えました。偶然にも、同じように平屋の家を増築したお宅があると聞き、中島工務店が建てたOB宅を訪問。そこには、平屋にロフトを組み合わせることで、限られた空間に暮らしやすさが描かれており、Iさんも「やっぱりこんな家に住みたい」と、抱いていた理想の住まいへ、思いを強くしていったのです。

他の実例と「我が家マーク」

昔の日本家屋を思わせる広々とした玄関。丸太のラインを残した上り框に腰掛ければ、来客との憩いの場にも。

リビング正面に設けた奥様憧れのアイランドキッチンは、スタイリッシュなテイストでオシャレ感をプラス。

和室の建具はすべて壁内に収納できるため、開け放つとワンフロアのように空間が広がる。

本格的な和室が欲しかったという要望に応えた空間。障子をイメージした照明やアクセントに入れた朱色の壁紙が、いっそう雰囲気を引き立てる。

室内は、LDKからロフトまで、一体となった大空間。

加子母で実際に見た時に「思った以上に太い!」と感激した梁が、どっしりと存在感を見せるリビング。その下にはI邸のシンボルにもなっている薪ストーブがどっしりと佇む。

「家事をしながらも家族と一緒にいたい」という奥様の希望を叶えるため、キッチンからすべての空間が見渡せる開放的な間取りに。

ロフトへ上がる階段は、収納を兼ねたつくりに。置きたいものを想定し、自由に棚の組み合わせを設定。

ご主人が最も和の雰囲気にこだわったのが、このお手洗い。自ら選びに行った手洗い鉢やレザー調のカウンターを組み合わせ、落ち着いた空間に。

ビルダー情報

会社名 (株)中島工務店
代表者名 代表取締役 中島 紀于
建築業許可番号 国土交通大臣許可(特-19)第15734号
所在地 〒5080421 岐阜県中津川市加子母1005番地
電話番号 0573-79-3131 FAX番号 0573-79-3404
営業時間 定休日
設立 昭和42年4月 資本金 5,000万円
業務内容 注文住宅の設計・施工、住宅リフォームの設計・施工、社寺建築の設計・施工、文化財・伝統建築の保存・修復、造園工事の設計・施工など
取扱い工法 在来軸組工法・鉄骨造・RC造・ログハウスなど
価格の目安
アフター保証 JIOビルダー登録、(財)住宅保証機構住宅完成保証登録
取扱いエリア
取扱い坪単価 60万~80万円以上 施工実績
ホームページ http://www.npsg.co.jp
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