住まいnet新潟 vol.21 (P44〜)掲載情報

BANhome/(株)藤真工業

ブルックリンスタイルで暮らす

素材を吟味し、家具はもちろん小物に至るまで「ヴィンテージ」で統一した住まい。
好きなものに囲まれる心地いい時間は、高い断熱性能によって支えられている。


 I夫妻が求めたブルックリンスタイルとは、NYのブルックリン地区で生まれた、ヴィンテージとモダンをミックスさせたスタイル。そもそもⅠさんがこのスタイルに行き着いたのは、今、リビングに置かれている革のソファがきっかけだった。「まさに一目惚れ。欲しいと思ったのと同時に、このソファに合う空間にしたいと思ったんです」。これを聞いたBAN homeのスタッフは、ソファをガイドラインにプランを練り、床、壁、天井の素材を選び、求める雰囲気に仕上げるための施工方法を探っていったという。「それこそ、電球1個に至るまで一緒に考えてもらいました」とIさん。「できるだけお客さんの近くにいたい」というBAN homeとの綿密なやりとりが、I夫妻の求めるブルックリンスタイルを可能にしたのだ。
 
 床はヴィンテージ加工をしたボルドーパイン、壁は雰囲気に合わせてあえてラフに塗った珪藻土。ドアはハンドペイントで仕上げたオーダーメイド。リビングの壁はエイジングを施したレンガ。たとえばレンガも職人が一枚一枚、手で張ることで、新しく作り上げた空間ながらも、時を経たような風合いが表現されている。  
 そして、この空間の快適さを支えているのが、モデルハウスでIさんが衝撃を受けたという断熱性能だ。採用しているのはセルローズファイバーという古新聞を使った断熱材。素材としては決して珍しくないが、最大限の効果を出すには、資格を持った職人がデコスドライ工法で施工することが不可欠だという。「とにかくいいから、と勧められたんですが、住んでみて驚いたのは保温効果の高さです」。暖房器具はエアコンだけだが、真冬日でも朝起きた時、ほんのりと前日の暖かさが残っていて、底冷えすることがないという。  

 「いろいろと細かく要望を出しましたが、よくぞここまで付き合って、この雰囲気をつくりあげてくれたという気持ちです」とIさん。自分たちが満足した仕上がりを、ほかの方にも実際に見てほしいと、希望者には自宅を開放しているという。興味のある方は、BAN homeまで連絡を。モダンとヴィンテージが融け合うブルックリンスタイルが体感できる。

土間の壁はエイジングを施したレンガタイル。職人が一枚一枚、手で貼り、目地も合わせてエイジングを施していることから、時を経たような表情が生まれている

広々とした土間。2階へのストリップ階段の下には古い家具を置いて、まるでギャラリーのよう。壁に掛けた帽子もインテリアの一部に

      玄関と土間をつなぐ細長い通路。左手の壁の向こうはビルトインガレージ

天井材は木目や節を活かすためラフな合板をセレクト。これに自然塗料を施すことで色調を揃えている。リビングスペースにあるイタリアンレザーのソファが、家づくりの始まりとなった

キッチンからダイニングとリビングを見る。飾り棚でゆるやかに仕切ることで、空間に奥行きが生まれている。棚に渡したアイアンのバーにもエイジングが施されている

キッチンの収納棚もエイジングを施したものをセレクト。設計の段階でサイズなどを測ってきっちり収めたという

リビングの主役は、家づくりの始まりとなったジャーナルスタンダードのソファ。なめし革をボタンで留めた伝統あるチェスターフィールドデザインだ

仕切りを兼ねた棚にはコーヒー好きの夫妻が揃えた道具が並ぶ。コーヒーを淹れるゆったりとした時間が似合うカフェのような空間だ

トイレもブルックリンスタイル。レトロな洗面ボウルを置いたカウンターはオリジナルで製作

ビルダー情報

会社名 BANhome/(株)藤真工業
代表者名 代表取締役 佐藤 真功
建築業許可番号 総合建設業/新潟県知事許可(般-28)第19157号、一級建築設計事務所/新潟県知事(ヘ)2652号、宅地建物取引業/新潟県知事(11)2035号
所在地 〒9451353 新潟県柏崎市平井3381
電話番号 0257-35-5557 FAX番号 0257-35-5589
営業時間 9:00~18:30 定休日 日・月曜日定休
設立 資本金
業務内容 建築における企画・設計・施工・リフォーム、宅地建物取引業
取扱い工法 木造軸組工法、通気断熱WB工法
価格の目安
アフター保証
取扱いエリア 新潟全県
取扱い坪単価 40万円未満 40〜50万円未満 50〜60万円未満 施工実績
ホームページ http://www.banhome.jp
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