(株)稲垣建築事務所

「木をデザインする」、新たな可能性を創造
新興住宅地のありふれた風景の中で、異彩と存在感を放つ一軒の家。
決して特別ではない素材を使いながら、組み合わせとデザインで個性をつくり出す
「冒険してみよう」。自宅を設計するにあたって、真島和希さんが意識したことだという。稲垣建築事務所の設計担当として、これまでいくつもの家を設計してきた。そんな中で得たのが「住まいは人を育む箱」ということ。住む人が箱をどう感じ、過ごしていくかによって、その後の生き方や性格にまで影響を及ぼす、だからこそ住まいは重要なのだと。同時に設計者としては「やってみたいけれど実現できない」ことも少しずつ溜まっていた。しかも本人曰く「人と同じというのがイヤで仕方ない」個性志向の持ち主。夏に双子が生まれて4人家族になった真島家の箱は、無難や安定よりも、ひたすら「攻め」が打ち込まれた。
それはまず外観に表れているだろう。縦と横の直線だけで構成されたシャープなデザイン。ガルバリウム、塗り壁、木材と、異なる3種類の素材が組み合わせられ、横に走る細い鉄の手すりが、はかなげでいて鋭いアクセントとなっている。「横に広がる形をまず意識した。2階のリビングを横長にしたのもデッキが広めなのも、この外観から割り出された形」と真島さん。玄関を開けると、やはり同じように横に大きく開ける。住まいというと、小間切れの空間で視線が遮られたり、高さを感じさせる吹き抜け空間はよく見るが、この左右への広がりは独特で、特別な感じを抱かせる。既にここから「ほかにはない」空間体験が始まっている。



自分たちで色を選んで組み合わせたというタイルが目を引く。スチールの脚と無垢の板を組み合わせたテーブルは小泉誠デザイン、ダイニングチェアは北欧のデザイナーのビンテージもの

LDKの上に設けられたロフト。プラスαの空間とはいえ畳を敷き、壁と床に板を張って居住性を高めた

庇の裏側にもレッドシダーを張って外壁とのつながりをもたせた。手すりは薄さにこだわり、さらに1階の外壁まで伸ばすことでデザインへのこだわりを貫いた
ビルダー情報
会社名 | (株)稲垣建築事務所 | ||
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代表者名 | |||
建築業許可番号 | 新潟県知事登録(般-19)第17419号 | ||
所在地 | 〒9402106 新潟県長岡市古正寺2-14 | ||
電話番号 | 0258-27-0900 | FAX番号 | 0258-28-0439 |
営業時間 | 定休日 | ||
設立 | 昭和37年 | 資本金 | 1,000万円 |
業務内容 | |||
取扱い工法 | 主として在来木造・鉄骨造 | ||
価格の目安 | 平均的坪単価 40〜70万円未満 | ||
アフター保証 | |||
取扱いエリア | |||
取扱い坪単価 | 施工実績 | ||
ホームページ | http://www.inagaki-architect.com |