無垢の美に魅せられた
夫婦の選択

「家づくりに関して何も知らないけれど、最初から『無垢の木を使った家がいい』という思いがありました」。そう語るのは、長岡市の丸山夫妻。「木をデザインする」ビルダーとの出会いで夢を叶えた。

丸山夫妻が家づくりを真剣に考え始めたのは、約1年前のこと。二人目が生まれることが分かったのがきっかけだった。当時はご主人の実家で暮らしていたが、二人の子どもに広い部屋と新しい環境を用意したいと思ったのだという。
思い立ったが吉日、とはいうものの、家のことは何もわからない2人。工務店に勤める友人に話を聞いたり、モデルハウスを見に行ったりと、手探りで情報を収集し始める。そんなある日、丸山さんは一人で稲垣建築事務所の完成見学会を訪れた。
「その家がすごくよかったんです。無垢の木をたっぷりと使っていて居心地がよさそうで。以前から天然の木はいいなあと思っていたので、次は妻と一緒に足を運びました」。奥さまも同社の家に一目惚れ。「手で触れてみた無垢の木の感じが良くて、なんとなく思い描いていた『建てたい家』に近づいたような気持ちになりました」
長岡市に拠点を置く稲垣建築事務所は、「木をデザインする」という発想をベースに、個性豊かな注文住宅を次々と世に送り出してきた。生命を持つ木に心からの敬意を払い、「無垢の木、特に床に着色する行為は絶対にしません」と言い切るビルダーでもある。
工務店に勤める友人も「稲垣建築事務所なら大丈夫。いい家を建ててくれるよ」と太鼓判を押してくれたことが嬉しかった。まずは土地の確保だとアドバイスされ、実家近くにちょうどいいサイズの宅地を見つけた。丸山夫妻のマイホーム計画は、こうして動き出した。