住まいnet新潟 vol.22 (P78〜)掲載情報

(株)高田建築事務所

三角の敷地に建つ、三角の家

分譲地の中の飛び地、しかも変形した区画をあえて選んだK夫妻。外からの視線を遮りながら光と風を取り込む設計により、開放感に包まれつつプライベートに浸れる家が生まれた。

 家族が増えることになって、家づくりに動き始めたK夫妻。まずは二人の出身地で、Kさんの勤務先でもある小千谷の分譲地を探したが、なかなか気に入ったところに出合えず、長岡市の郊外にも範囲を広げて探していた。とある分譲地に焦点を当て、案内してもらった時、「いいな」と思った家の設計者を尋ねると、高田建築事務所だったのだという。「早速、ネットで調べて連絡をとり、事務所を訪ねました」。対応してくれたのは、Kさんと同い年の古田島悠さん。先の分譲地でいいと思っていた区画を伝えると、後日、見に行った古田島さんから連絡が入った。「もう一つ、すごくいい土地がありましたよ」。驚いたことに、それはK夫妻が「狭いし三角だし、畑にしかならないだろうね」と言っていた区画だったという。「広々と暮らしたい」と思っていた二人が目をつけていたのは、130坪ほどの四角い敷地。ただし、そこは左右に隣家が迫り、価格もそれなりだった。一方の三角の土地は飛び地で、変形であることから価格も驚くほど安かった。「Kさんから、友だちを呼んでBBQをしたいとも聞いていたので、ここならお隣を気にしなくていいと。そして何より、抜群の眺望を取り込んで、いい家ができる、とすぐに思ったんです」。K夫妻は、古田島さんの熱意あふれる語りに「ほんとうに家が好きでつくっているんだと思って引き込まれた」と振り返る。だからこそ「任せれば、いいものができるのは間違いない」、プランを練る前からそう確信できたのだという。 ……続きは誌面でどうぞ

二方向の道路と線路からの目線を遮るために2枚の壁を立てたテラス。間隔を空け、大胆な形にカットすることで開放感が生まれ、外観のポイントにもなっている

素材の色、インテリアの色がシックに融け合うLDK。和室と外の壁は横長に、キッチン脇の壁は縦長に小さく切り取った開口部が効いている。床にはインドネシアチークを採用

手元や冷蔵庫を隠すハーフオープンのキッチンからは、リビングも右手の和室も見渡せる

小上がりの和室には、テラスを眺めるピクチャーウィンドウがある。キッチンを隠し、隔てる濃いグレーの壁が空間のポイントに

リビングにいると、テラスの開放感を感じながらも、外からの目線を気にせずに過ごすことができる。TVの向こう側は玄関ホールで、上部の開口を通しても光が差し込む

2階の子ども部屋にはフラットでつながる畳の空間を設け、外には広いテラス。窓の外には田園風景が広がる

寝室は1階の平屋部分にある。片流れの屋根の傾斜をいかして斜め天井に。極めて細く切り取った窓や三角の壁が、シャープな雰囲気を加えている

水回り空間の隣にはランドリースペースを設置。花柄のクロスが明るく華やかな雰囲気に

トイレは三角の空間に。開口部や間接照明の光が印象的

ビルダー情報

会社名 (株)高田建築事務所
代表者名
建築業許可番号 建設業登録 新潟県知事 許可(特‐20)第16730号
所在地 〒9401105 新潟県長岡市摂田屋5-6-22
電話番号 0258-36-1230 FAX番号 0258-35-8185
営業時間 定休日
設立 資本金
業務内容
取扱い工法 木造在来工法、RC造、鉄骨造、SE構法、混構造、他各種工法
価格の目安 平均的坪単価 40〜80万円未満
アフター保証 住宅保証機構による10年保証、JIO日本住宅保証検査機構による10年保証、自社による定期点検
取扱いエリア
取扱い坪単価 施工実績
ホームページ http://www.takada-arc.com
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