住まいnet信州 vol.27 (P54〜)掲載情報

(株)片桐建設

夫妻二人でゆったり静かに過ごす家

南アルプスを見晴らす高台に建つ柔和な表情の住まい。
70代のご夫妻が、余生を静かにゆったり過ごせるよう
日々の安心、快適さ、使い勝手、身体や心の健康などに気を配った。
施主の思いに寄り添う感性と、家族の思いを形にする知識、技術——
それらを兼ね備えた片桐建設だからできた住まいづくり。

 昔からの家への愛着もあるし、この先二人で住むだけだから、今さら家を建て替えなくていいと、冬の寒さを我慢したり、快適な暮らしをあきらめたりしているシニア世代は意外に多い。しかし、余生を過ごすのに遠慮する必要なんてない。他の誰かのためじゃなく、毎日をそこで過ごす自分たちのことをいちばんに考えた住まいにすべきだ。
 70代のTさん夫妻から相談を持ちかけられた片桐建設の片桐正会長もそう答えた。家の中で縦方向の移動をするのは、身体に負担が掛かり億劫にもなるから、毎日の生活は1階ですべて事足りるようにする。そして、車椅子を使うようになったご主人のため、バリアフリー仕様にした。
 一見平屋のような建物の屋内は、一体感のある大空間で、天井も高く開放感がある。24時間稼働する熱交換器を入れて断熱効率を高めているから、冬は薪ストーブ1台で家全体が暖まり、寒さ知らずだ。しかも、塗り壁には調湿・消臭・抗酸化効果のあるリバースコートを使って、健康にもしっかり配慮した。 ……続きは誌面でどうぞ

玄関はデッキ部分を広くしてオーニングを備えたので、縁側のようにも使える。椅子を出して、客人と茶飲み話に盛り上がるのもいい。

一体感のある大きな空間。とても明るくてリラックスできる。塗り壁には調湿・消臭・抗酸化効果のあるリバースコートを使った。冬は薪ストーブ1台で家全体が暖まる。

梁や階段の木部が美しい。右の扉を開けるとパントリーがある。漬物などを置くのにも便利。パントリー奥の勝手口からは裏の畑へも出られる。

既製のキッチンもカウンターを造作すれば、自分たちがいちばん使いやすいオリジナルになる。ダイニングやリビングからの視線も適度に抑えられるし、室内の雰囲気ともよく合っている。

天井が高く、とても開放的なLDK。2階は客間だけにして、ふだん使う1階の空間の質を高めた。床は150㎜幅のオーク。目にも足にも気持ちいい。

薪ストーブは玄関に設置。土間兼用で合理的。ストーブの背面は、ご主人が撮影した写真をエアスプレー画にして彩った。

スノコ床のロフトは、高い場所にある窓からの光を玄関やホールに通してくれる。室内の空気もうまく循環する。

トイレのドアは、2枚のガラスの間に布を挟んだオリジナル。このドアをはじめ、建具はすべて片桐建設の大工が造作した「かたぎりのかぐ」で、その家、その家族ごとの個性が出せる。

ビルダー情報

会社名 (株)片桐建設
代表者名 片桐 正
建築業許可番号 建設業許可番号/二級建築士事務所:長野県知事(上伊)E第73102号、宅建業免許番号/長野県知事(3)第4652号、国土交通大臣許可(般-24)第17520号
所在地 〒3960001 長野県伊那市福島1471
電話番号 0265-78-7181 FAX番号 0265-73-7380
営業時間 定休日
設立 資本金
業務内容
取扱い工法 木造在来軸組工法
価格の目安
アフター保証 住宅瑕疵担保責任保険、耐震補償、地盤保証<(社)ハウスワランティ>、定期点検<2・6ヵ月、1・2・5・10年>
取扱いエリア 全県
取扱い坪単価 50〜70万円 施工実績
ホームページ http://www.katagiri-kensetsu.jp
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