住まいNET信州 vol.23 (P58〜)掲載情報

(株)マルアサ工房

日本人のDNAに響くスギの香り、
だから心地よく、そして長く付き合える

少しずつ、みんなが手を入れてつくり上げていった家――
この家によってさまざまな人とのつながりが生まれ、育まれる。
木の息吹を感じ、木のぬくもりに守られ、温かい家族の絆の中で、
子どもたちも安心して遊べる、そんな住まいが出来上がった。

御代田町と佐久市の境にある山間の小さな集落。そこにゆったりと構える平屋のログハウス、S邸を訪れたのは梅雨の晴れ間の7月初旬。玄関に入るとあふれんばかりの心地よいスギの香りに圧倒された。「こちらのお宅に来ると木が生きているのを感じますね。木のとてもいい匂いがするしょう?」と話すマルアサ工房の朝倉社長。
木が好きだったというSさんのご主人は、大学で林学を学び木材店に就職。結婚当初、転勤先の北海道旭川でログのモデルハウスを奥様とよく見に行っていたそうだ。その後、御代田町で農業に転職、独立を機に住まいづくりに動き出した。
木材を知り尽くしているご主人がこだわったのは国産材。「パインの香りがあまり好きではなかったんです。いろいろ回ったんですが、国産材は輸入材より高くつくから勧められないと断られ、マルアサ工房さんだけが国産材でも大丈夫と言ってくれたのでお願いしました」
現在の為替レートや流通環境など、全てをトータルで考えれば、国産材と輸入材を比べてもそれほど大差ないと語る朝倉社長。国産材を使いやすくするための国の制度を利用し、この9月末の着工日まで利用可能な林野庁の木材利用ポイントを申請。60万ポイントの満額が適用された。
元の図面はご主人が作成。こだわりは断熱性能にも及び、材の厚みも標準の10cmを12cmにするなど余念がない。
見どころはなんといっても広いリビング。家族みんなでいる場所を一番広い空間にしたかったという。子供部屋と、リビングの上方にはそれぞれグルニエを用意、リビングの上はいずれSさん自身の〝隠れ家〟にする予定だ。S邸にはお子さんの机やウッドデッキ、薪小屋など、ご主人手づくりの力作が揃う。

遊び心を演出したグルニエはお子さんたちのお気に入り。「そういえば、新しい家ができてから外に遊びに行こうと言わなくなった」と奥様。

子供部屋はのびのび遊べる空間に。グルニエに設置された窓は大工さんの厚意。あっという間につくってくれたという。

奥様がどうしても欲しかったという医療用の洗面ボウル。深さがあり、ご主人の作業着の洗濯に便利だという。ミルクガラスのランプもご自身で取り寄せた。

ビルダー情報

会社名 (株)マルアサ工房
代表者名 代表取締役 朝倉 昇
建築業許可番号 長野県知事 第18975号
所在地 〒3860602 長野県小県郡長和町長久保881-4
電話番号 0120-696935 FAX番号 0268-68-4588
営業時間 8:00~17:00 定休日 なし(年中無休)
設立 1973年7月 資本金 1000万円
業務内容 ログハウス・設計・販売・施工・保守・管理、各種建築・リフォーム・塗装・土木
取扱い工法 ハンドカットログハウス・マシンカットログハウス(D型/角型/丸型)等
価格の目安 平均取扱坪単価40万円〜70万円未満
アフター保証 完成引渡保証〈ビルダー共済会〉、住宅瑕疵担保責任保険〈(財)住宅保証機構〉、地盤保証〈(財)住宅保証機構〉
取扱いエリア
取扱い坪単価 施工実績
ホームページ http://www.maruasa.co.jp
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