アメリカでの生活体験から、直して住むという価値観へ。

ご主人の勤務先だったアメリカ・ネブラスカ州から、3年ほど前に帰国したHさんご家族。社宅のマンション暮らしを経て、昨年７月、中古住宅をライフスタイルに合わせて大幅に改修したマイホームへ移り住んだ。
はじめから新築という発想はなく、地下鉄徒歩圏内に土地を探しリノベーションを選択。古いものを生かしながら、自分たちで住み良さを考え、手間をかけて暮らしたいという夫婦共通の価値観があったからだ。欧米の住文化では、手直しを加えながら100年単位で住み継ぐのはごく当たり前のことなのだ。
ご主人の出身地である札幌へ戻ると決めてからは、いずれ一戸建てに住むことを夢見てインターネットでビルダー探し。「リノベーション」で検索を繰り返すうち、目に留まったのがアルティザン建築工房だった。「たくさんの施工事例を見て、シンプルで飾らないデザインに好感が持て、ブログも親しみやすかった」と奥さま。断熱性や耐震性など、新築住宅をも上回る基本性能へのこだわりにも信頼を感じたという。
アメリカ滞在中から気になっていた同社への初コンタクトは、帰国してから１年後、完成住宅の内覧会だった。「社長の新谷孝秀さんにお会いしてすぐ、これは夢を語っていい雰囲気だと（笑）。その後、条件にぴったりの中古物件が見つかり、一気に相談を進めました」。