住まいの提案、北海道。 vol.54 (P94〜)掲載情報

(株)アルティザン建築工房

生まれ育った家に「ただいま」。
リノベーションがつなぐ
過去と未来の愛おしい時間。

 慣れ親しんだ実家をリノベーションして、快適な暮らしを楽しんでいるIさんご家族。昨年9月の完成からおよそ1年、大満足の住み心地だ。ここはもともとご主人が生まれ育った愛着のある場所。結婚を機にいったん家を離れたが、ご両親の移転で空き家になってしまうため、7年前、築30年を過ぎた家へ家族4人で帰ってきた。当時は水回りなど必要最低限のリフォームを施したが、その後数年を経ていよいよ寒さや傷みが激しくなり、建替えを考えるようになったという。
ハウスメーカーに新築を相談すると、予算内で家族が思い描く家を建てるのは難しそうだった。70坪の敷地に延床面積約40坪の建物は、1階部分が鉄筋コンクリートの車庫になっており、解体だけでもかなりのコストがかかってしまう。何かいい手はないかとネットで情報を集めるうち、奥さまはアルティザン建築工房にたどり着く。実例を見ると、古さをまったく感じさせないセンスのいい住まいが目を引いた。話だけでも聞いてみようと、同社を訪ねると「最初は新築がいいと思っていたのに、社長の“あるものを残して、使えるものは使う”という考え方に共感しました」。それから毎週のようにオープンハウスを見学し、新築さながらのリノベーション住宅を見て心が決まったという。
 見積りしてもらうと、断熱・耐震改修を含め現状の広さのまま予算内で収まることが分かった。ちなみに新築だと、半分の面積で予算の4〜500万円アップというのが、前述のハウスメーカーの見積りである。コスト面での魅力も大きかった。「実をいうと、リノベーションでほんとにちゃんとした家になるのか不安もありましたが、今となってはまったくの杞憂。デメリットが思いつきません」。新しく生まれ変わった家で春夏秋冬を過ごしたご主人の言葉には説得力がある。 ……続きは誌面でどうぞ

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細かく仕切られていた部屋の壁を取り除き、広々とした空間を実現したリビングダイニング。正面の窓辺にはカウンターを造作し、パソコン作業や宿題ができるコーナーに。

以前使っていたキッチンを移動して再利用。ダイニング側に棚を造作したり、結婚当時から使っていた食器棚をすっきり収めるスペースも。奥さまのリクエストにきめ細かく応えてくれた大工さんに「感謝の気持ちでいっぱい!」だそう。

キッチン奥の日当たりのいいスペースにワイドなドライエリア。たっぷり干せて、すぐ乾くのがうれしい。

食器棚の裏側がご主人のクローゼット。ドライエリアとも連動していて便利。

青い扉の左手がピアノのある一室。壁内に収納された引き戸の開閉で、空間を自在に使いこなすことができる。

もとは階段ホールだった部分を大型のシューズクロゼットに変更し、使い勝手のいい玄関に。

ビルダー情報

会社名 (株)アルティザン建築工房
代表者名 新谷 孝秀
建築業許可番号 北海道知事(般28)石狩第21108号
所在地 〒0010901 北海道札幌市北区新琴似1条2丁目5-6
電話番号 011-765-4552 FAX番号 011-769-0912
営業時間 定休日 水曜日
設立 資本金
業務内容
取扱い工法 木造在来工法
価格の目安 平均的坪単価 40〜60万円未満
アフター保証 JIO(日本住宅保証検査機構)による、瑕疵担保責任保険および住宅履歴情報蓄積サービス
取扱いエリア
取扱い坪単価 施工実績
ホームページ http://a-san.jp
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