住まいの提案、北海道。 vol.48 (P76〜)掲載情報

(株)北一タカハシ建設

瓦葺のアプローチとともに
圧倒的な存在感を放つ純和風の家。

 瓦葺きの本格的な日本家屋として、近所でも評判の邸宅。格子戸をカラカラと開けて、長めに設けられたアプローチを右に折れると緩やかな階段が玄関へと導いてくれる。和風旅館のような趣ある佇まいに、訪れる人は胸の高鳴りを覚えることだろう。
 Oさんご家族は30代のご夫婦と幼稚園のお子さんがひとり。家を建てるなら「純和風の平家」、最初からそう希望していたご主人は、福岡出身の九州男児だ。北海道ではめずらしい瓦屋根も縁側も、ふるさとの実家ではごく当たり前。そんな環境で育ったこともあり、和風の家を志向することは自然なことだったという。幸運なことに、奥さまも和の意匠が好きということでご主人と意見が一致。しっとり落ち着いた住まいで若いご家族がくつろぐ様子は、意外というよりむしろ新鮮に感じられた。
 アプローチをわくわくした気分でくぐり抜け玄関を開けると、吹き上げ天井の広々とした玄関ホール。上がり框には本ケヤキが使われ、高いところで交差する梁は130年ものの表情豊かな古材だ。そして照明は、光を受けてきらきらと輝くシャンデリア。純和風の空間に洋風デザインが小気味のいいスパイスとなって、エキゾチックな雰囲気を創造している。こんなところにも、瑞々しい感性で暮らしを愛おしむ家族の姿が重なった。

他の実例と「我が家マーク」

和風旅館を思わせるしっとりした佇まいのアプローチ。

玄関ホールできらめくシャンデリアが和の空間とマッチ。シャンデリアの光が壁紙に映り込み、繊細な陰影をつくりだす。

太い梁は青森の寺の解体現場から出た古材を再利用。空間に響き合うシャンデリアは奥さまの夢でもあり、いちばんのお気に入りだ。

キッチンから眺めたリビング。敷畳に座卓を置いて、食事も座ってゆったりと。椅子やテーブルを置かない分、空間にゆとりが生まれる。

庭に面して広がる濡れ縁は、家族憩いの場所。足をぶらぶらさせながら、季節を感じるのも楽しい。足元には赤瓦を砕いた草止を敷いて。

建具のデザインもすべてオリジナル。左手の和室と右手の玄関ホールの引き戸はそれぞれ表情を変えて、リビングに趣きを。

外の濡れ縁に沿って続く長い廊下。住まい全体に豊かさをもたらす、ゆとりの空間だ。

アプローチの脇に設けた坪庭が、道ゆく人の目を楽しませる。

ビルダー情報

会社名 (株)北一タカハシ建設
代表者名 代表取締役 髙橋 一彦
建築業許可番号 建設業許可/北海道知事許可(般21)石第16551号、宅地建物取引業者/石狩(1)第7787号、厚生労働省認可 財団法人 職業技能振興会認定 古民家鑑定士1級
所在地 〒0030876 北海道札幌市白石区東米里2058番地42
電話番号 0120-959450 FAX番号 011-872-6646
営業時間 定休日
設立 平成11年4月 資本金 9,500,000円
業務内容
取扱い工法 在来工法、伝統工法
価格の目安 平均的坪単価 50〜70万円未満
アフター保証 住宅性能保証制度10年保証、(財)住宅保証機構
取扱いエリア
取扱い坪単価 施工実績
ホームページ http://www.kitaichi-takahashi.com
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