和ごころある土間と箱庭
遊びごころあるウッドデッキ
家族の気配を感じる健康住宅

玄関には外と内の二つの顔があります。外観の要となる外側の顔と、家の中に一歩入ったときにその家の印象を決める内側の顔。パブリックとプライバシーを分けるこの空間は、機能的であることはもちろん、デザイン性も高いものが求められます。Oさん邸は二つの顔ともに両方を兼ね備え、住む人だけでなく訪れる人にも居心地のよい家になりました。

Oさんの土地は、東側接道で間口約7m、奥行き約30mの細長形。「間口が狭く、細長いこの土地を選んでいいものかと心配しましたが、凰建設で考えていただいたプランがとても素晴らしくて気に入りました」と笑顔で話してくれたOさん夫妻。プランの決め手は土間玄関と中庭にありました。
玄関を入ると最初に目にするのは、2ヵ所の地窓から見える中庭。まるで京都の町家にある坪庭を思わせるような凛とした風格が漂い、燦々と陽の光が差し込む明るい土間玄関はOさん邸の大切な「顔」です。その先にはどんなおしゃれな居住空間があるのだろうと思わずにはいられません。さらに、自転車も入れることができるほどゆとりのある土間は、中にありながら外の役割を多彩に果たしてくれる機能的な空間。脇には土間収納も備え、汚れや濡れを気にしないで荷物が置けるスペースを確保しています。中庭の向こうに見えるウッドデッキは、アウトリビングとしても活躍するスペース。お子様たちの恰好の遊び場です。
このプランが実現したのは、細長い地形ならではのこと。どんな条件であっても、そこで暮らす人の日々の生活が幸せになるように、最大限の努力をしてくれた技ありの設計力が、住まい手の満足度につながったようです。