暮らしやすさの工夫を散りばめて。
ナチュラルな素材で描いたのは
家族を包むやさしい空間。

　「1つずつ好きなものを決めながら、建てたい家を引き出して、アイディアを膨らませてくれる。それが、アルモニーホームの住まいづくりでした。打ち合わせを進める度に、楽しさが増していきましたね」そう語るT夫妻が目指したのは、無垢の木をはじめとしたナチュラルな素材でつくる、やさしい空間。個室をいくつもつくるのではなく、コンパクトな中に、スキップフロアのスタディスペースや、段差を付けた畳スペースなど、高低差を上手く利用して、家族が自由にくつろぐ空間を設定。個々の時間を楽しみながらも、家族みんなが自然とそばにいる暮らし方を描きました。縦に空間を広げた吹抜からたっぷりと陽光が導き、素材のぬくもりに包まれる室内は、敷地以上の広さと心地よさを感じさせてくれます。
　家族の空間をスッキリと保っている秘訣は、暮らしやすさを考え抜いたアイディア。家族は帰宅すると、玄関からLDKに沿って細長く続くロッカールームで、上着や荷物を置き、家族の空間へ。ロッカールームの奥にはさらにパントリーが続き、生活感のあるものはすべてここに収納できます。他にもあらゆるデッドスペースに収納を設け、家事動線を優先して、浴室や洗濯機を2階に配置するなど、日々の忙しさを忘れて、家族が1階でのびのびとくつろげる我が家をつくりました。ウッドデッキで朝食をとったり、畳で鍋をつついたり。ゆったりとした家族のシーンが、これからもここに描かれていきそうです。