素材の質感が生きた北欧家具が似合う家

無駄をそぎ落としたシンプルでモダンなデザインと、使い込むことで生まれる素材の質感が持ち味の北欧家具。その本旨を住空間に投影した、素材の表情が生きた白の洋館。

シンプルなアウトラインの中にクラシカルな洋の雰囲気を漂わせるS邸の佇まい。玄関を入るとタイル貼りの床が奥の廊下まで続き、ホールをラグジュアリーな空間に仕立てています。玄関は通用口でキッチンへと直結しており、多くの時間を過ごす台所仕事の最中も、家族の帰宅や宅配便などの対応ができ、ゴミ出しもスムーズに行える利便性に優れたプランニングです。リビングと続く洋館のような各所のしつらえと親和した和室は、数寄屋造りに用いられる調湿効果のある葦ベニヤの天井に、畳を囲むように配したナラ材の畳寄せといったスタンダードな和の趣き。そこに草木をモチーフとしたウィリアムモリスの壁紙によるオリジナル建具がアクセントとなり、自然に根ざした美しさが品良く調和した、和洋折衷のもてなし空間となっています。