住まいの提案、秋田。 vol.16 (P36〜)掲載情報

(有)加藤哲建築事務所

長く住み継ぐ
祖先が残した山の木で構えた
長期優良住宅の住まい

角地に建つ秋田杉板張りの重厚な外観。静かな住宅地にあって、本物の素材による別格の雰囲気をまとったI邸は、完成までに10年を費やした住まいだ。注いだ時間の理由は、施主のIさんのために祖父が植えた所有する山の杉の木。これを新居の建築材として活用するための準備から住まいづくりが始まった。伐採して乾燥させている間に住宅会社を選定。原木の買い付けから自社で行い、木の扱いに長けた加藤哲建築事務所を見つけ出した。Iさんの家づくりを担当したのは、同社で設計を担当している建築士の佐藤さん。「木材への知見はもちろん、土地探しも根気よく付き合ってくれました。温熱環境や木使いのこだわりなど、家づくりについての考え方が自分の理想と合致していたので、プランや設備の選定はすべて佐藤さんにおまかせしました」とIさん。エネルギーを効率良く使う住まいづくりの研究機関である新住協に関心を寄せ、断熱の様々な工法について学んでいたIさんにとって、同社が新住協会員であったことも信頼の大きな理由となった。 ……続きは誌面でどうぞ

他の実例と「我が家マーク」

引き戸でリビングと隔てられたシューズクローゼットつきの玄関ホール

玄関から近い場所に設けた収納量たっぷりの洗面スペース

15ミリ厚の杉板の触感が足裏に心地良い開放的なリビング。床下のガラリを介して高性能エアコンで室温をコントロール

伝統的な日本家屋のように建具で空間を仕切るプランニング。階段スペースの裏側にはトイレや浴室が並ぶ

力強さのある階段の段板も祖父の山から切り出された贅沢な厚さの杉板

新居の構造材や造作材のおよそ1/2に、施主の祖父が残した山の木が使われている格別な温もりのある空間

手元を隠すキッチン収納や背面の食器棚もすべて木工事で製作したこの家のオリジナル

吹き抜けや階段のスペースによって1階と2階の空気が移動し、全館の温度を均一にする

吹き抜けの窓を介してリビングとつながる子ども室。オープンスペースを挟んだ先は主寝室

ビルダー情報

会社名 (有)加藤哲建築事務所
代表者名
建築業許可番号 秋田県知事(般-22)9714号
所在地 〒0100941 秋田県秋田市川尻町字大川反233-24
電話番号 018-838-4107 FAX番号 018-838-4108
営業時間 定休日 特に決まっていない
設立 平成1年11月(創業/昭和57年9月) 資本金 500万円
業務内容
取扱い工法 在来木造住宅(プレカットによらない)
価格の目安 平均的坪単価 40〜70万円未満
アフター保証 「JIO」地盤保証登録、住宅瑕疵保険登録
取扱いエリア
取扱い坪単価 施工実績 195棟(増改築は含まず/過去26年)
ホームページ http://www.kato-archi.com
▲ページの先頭へ