今も将来も、暮らしがなじむ和の住まい

断熱・気密性の高いコンパクトな住空間に、2台分のインナーガレージ。現代的な住宅性能に配慮しながら、伝統のフォルムと素材によって快適さと和の大らかさが融合した住まい。

建具で外とゆるやかに繋がる日本家屋の暮らしに憧れを持ちつつも、気温変化が激しく、環境に配慮した省エネルギー性が課題である現代においては住宅の性能が欠かせない要素となりました。御所野の閑静な住宅地に佇むこの住まいは、いつの時代でも手に入る加工性に優れた建築材である木を素材とし、深い庇や自然の摂理を利用してその恵みを暮らしに取り入れる窓設計など、日本の家ならではの良さを尊重しながら、高断熱高気密の工法によって、現代の環境にフィットした外気温に左右されない快適な室内環境をつくり出しています。職人が木でつくる家という次世代に引き継ぐべき普遍的な建築の価値観と、少ないエネルギーで暮らせる住宅性能という新たな時代の価値観。そんな価値の足し引きによって生まれた和の住まいは、住む人の心と風景におだやかにとけ込み、年月を重ねるごとにしっくりとなじんでいきます。