陽あたり、収納、家事動線もちろん、自然素材も。希望を全部叶えた住まい。

東南の大きな窓から入り込む光は、オープンな和室を介してLDKへ。2階廊下の床に設けたガラスブロックからも、トップライトのように光が降り注ぐ。計算された採光によって明るさを確保した空間には、7寸角の桧の大黒柱や、無垢の木・珪藻土といった自然素材、オリジナリティあふれる造作家具たち。O邸では奥様お気に入りのパナソニック製キッチンに合わせて、建具や収納などほとんどがリアロチェリー柄でコーディネートされている。カウンター収納や和室の建具も、シートを取り寄せて造作する徹底ぶりだ。さらに、フルタイムで働く奥様の負担を減らそうと、家事動線や収納も考え尽くされている。キッチン奥に水まわりをまとめ、勝手口の外には洗濯物を干すためのサンルーム。少年野球に熱中している息子さんのために、勝手口から入り、着替えやシャワーを済ませてからリビングに、という合理的な流れもつくった。一般水準の3倍近い収納率も、日々の暮らしに便利をもたらしてくれるだろう。自然素材の心地よさと設計による機能性。O邸はその両方を上手く手に入れている。