どこにいても
中庭が眺められる家。

Mさんは商社勤務の転勤族。「家を買うなら、転勤後も人に貸しやすい分譲マンションがいいと思っていました」。ところが、なかなか気に入った間取りの物件が見つからない。「26パターンも観ましたがダメでした」。そこで、思い通りの家に住むには一戸建てにしようと計画を変更。たまたま見たチラシでオレンジハウスを知り、自分たちのイメージに近い家を建ててくれそうだと感じて同社を訪問。そこからMさんたちの家づくりが始まった。土地は住宅が密集する市街地で、建坪約30坪と決して広くはない。しかしMさんにはどうしても譲れない夢があった。「家の庭と書いて“家庭”。家を建てるなら、小さくてもいいから庭を作るのが夢でした」。一方奥様は、「限られたスペースを有効に使いたい。特に収納部分をしっかり確保したい」。そして双方の希望を取り入れて出来上がったのが、建物の中心に中庭を置き、どこにいても緑が眺められるように設計された“コンパクトなのに広い” 家。M邸の外観は、都会的なシンプルモダンスタイル。だが一歩中に入るとあちこちから光が注ぎ、視界の中に緑が飛び込んでくる。そのせいか、実際の面積以上の解放感が感じられる。気になる外からの視線はバーチカルカーテンで上手に遮っているため、プライバシーの確保も万全だ。