自由なカタチは鉄骨造だからこそ。

どんな家を建てようかと考えた時、間取りやデザインと同じくらい大切なのが、住宅の構造・工法だ。一般的な2階建住宅の場合、木造軸組、2×4（ツーバイフォー）、軽量鉄骨、重量鉄骨などがあり、それぞれ特徴やメリット、デメリットが異なる。またハウスメーカー・工務店によって、複数の工法に対応している会社と、単一の工法のみ対応する会社があるので、事前に確認しておこう。
コーア建設では、木造住宅と鉄骨住宅の両方に対応しており、両者の比較検討が容易にできる。例えば基礎と躯体（骨組み）は、鉄骨造が木造の倍以上大きく、材料自体の強度も鋼材は木材の10倍以上。そのため木造では柱が3〜4メートル間隔に必要で本数も多くなり、構造が自由に回転できるピン接合のため、壁に筋交いを設置しなくてはならない。一方、鉄骨造は回転が拘束されたラーメン構造のため柱の間隔は6〜12メートルでよく、筋交いも必要ない。よって室内に大きな空間を作ることができ、生活環境の変化によるリフォームにも対応しやすいと言えるだろう。
また建物の耐用年数は木造22年に対して鉄骨造は47年（減価償却資産の耐用年数等に関する省令による）と耐久性も鉄骨造の方が優れているが、デメリットはコストがかかること。目安として坪単価で10万円ほど上昇するという。一生ここに暮らす家族の安心・安全を考えた時、これを高い買物と考えるか否か。じっくり考えてみてほしい。
（注）ここでいう鉄骨造は重量鉄骨を指す。軽量鉄骨は構造的に木造とあまり変わらない。