肩の力がふっと抜ける、自分たちらしい家。

新築を決意したWさんが、家づくりのパートナーに選んだのがMD住まい工房だ。数あるハウスメーカーや工務店のなかから、同社に決めた理由。それは、MD住まい工房の家づくりの姿勢に共感したのはもちろんだが、何より、設計・インテリアを手がける宮崎千晴さんの人柄が決め手だったとWさんは話す。「宮崎さんの発想がとにかく柔軟で、面白くて（笑）。この人なら、自分たちのイメージを理解して、僕たちらしい家をつくってくれるはずだと思ったんです」。
Wさん一家は、ご主人、奥様、3人の息子さんからなる5人家族で、長男は高校3年生。この家族構成的に、家づくりの最大の焦点は子どもたちの個室の確保だったに違いないと思いきや……。Ｗさんは宮崎さんに「息子たちはいずれ独立して家を出て行ってしまうのだから、子ども部屋や、子どもの成長に合わせて間取りを変えられるような設計は必要ない。とにかく、オープンな間取りにしてほしい」と伝えたという。
そんなWさんの希望を叶えるべくつくられたW邸は、個室はサニタリーと夫婦の寝室のみという、潔いほどオープンな家に仕上がった。1Fは、3人の子どもたちの居住スペース。およそ30帖ほどの広さを、造作の本棚で4つのスペースにゆるやかに区切り、うち3つにはそれぞれの学習机とベッドを置いた。残りは、家族みんなが自由に使える共有スペースだ。