ゆっくりと時が流れる
「おうちカフェ」風の住まい

3色をランダムに配置したスペイン瓦の屋根。自然な色の濃淡がやさしい表情をつくる塗り壁。新築であるはずのK邸からは、ゆっくりと時を経てきたかのような味わいが感じられる。これからスタートする新たな暮らしの中で、その味わいは一層深みを増していき、本物のアンティークになっていくのだろう。

「おうちカフェ」風の住まいに憧れていたという奥様が、初めて「あっ！」と思ったのが、ホームファクトリーのモデルハウスだった。「何軒かの住宅を見学して、それらしい雰囲気の家はありましたが、どこかイメージが違うと感じていました。ホームファクトリーさんの場合は、本当に思い描いていた通りだったんです」。世界中から集めた本物の素材を自社加工でオリジナルに仕上げ、世代を超えて住み継がれながらアンティークになれる家をつくる。そんなホームファクトリーの家づくりに、もともと雑貨や小物を集めるのが好きだった奥様のセンスがプラスされ、一つの世界観に包まれた住まいが完成した。1階のすべてがLDKというゆとりある空間は、角に丸みを持たせ、アーチ形状を取り入れることで、空間をやわらかく演出している。