住まいの提案、静岡。 vol.11 (P50〜)掲載情報

久保田建設(株)

デザインとアイデアの出会いが生んだ
ミニマリズムを体現する家。

「家を建てるなら久保田さん、と決めていました」。そう笑顔で話す奥様は、数多あるハウスメーカーの中から久保田建設を選んだ理由を、「建築士さんの個性に寄せるのではなく、真摯にお客様の要望に応える姿勢、何より建てる家の素晴らしさにひかれました」と教えてくれた。建築にあたり、Sさんご夫妻から出された要望は「シンプルな住まいにしたい」ということ。設計を担当した久保田氏はご夫婦の強い想いに、「ミニマリズム」という考え方で応えた。

「ミニマリズム」とは、装飾的趣向を凝らすのではなく、それらを必要最小限まで省略することで完成度を追及する表現スタイルのこと。しかし住宅には、構造上欠かせないもの、使い勝手を考えると外せないものが山ほどある。在るべきものを無いように見せる。久保田氏はそのために、様々なアイデアを試し、ひとつひとつ課題をクリアしていった。その最たるものが階段の手すりだろう。ご夫妻からは手すりはいらないとも言われたが、それでは建築許可が下りない。熟慮の末、手すりを下からではなく上から吊るすという逆転の発想にたどり着く。そこから高いデザイン性と機能性を合わせ持つ、全く新しいタイプの手すりが完成することになる。その美しい出来ばえには、ご夫妻も久保田氏も大満足。奥様は「掃除もしやすい」と大喜びだ。

他の実例と「我が家マーク」

      シンプルな直線の集まりが、真っ直ぐにお客様を誘導してくれる。

極限まで無駄を省いて創り上げた空間は、まるで美術館のような雰囲気が漂う。

奥様の希望で高めに設定されたキッチンからの眺めは、「いつまで見ていても飽きない」と言うほどのお気に入り。やさしい質感の塗り壁と明るいメープルの無垢の床材が彩る真っ白な空間を、存在感のある真っ黒な階段が引き締めている。ここから見える庭も含めて、ひとつのアート作品のようだ。

1階は土地の形を活かして奥行きのあるワンスペースで利用。実面積以上の広さを感じさせる。

間仕切り用の引き戸は、レールでフロアを区切らないように吊るタイプを使用している。

サッシの内側に設けた袖壁によって、外観のデザインと建物の強度を両立させた。テレビが目立たないように背後の壁はグレーにした。

   毎日何度も過ごすサニタリーだからこそ、余裕のある広さと明るさを確保している。

   動線に楽しいアクセントを加えてくれるのは、オーダーメイドした「偏芯軸吊り戸」。

   エントランス上部の両脇に備えられた窓が、外の光をリビングにまで運んでくれる。

ビルダー情報

会社名 久保田建設(株)
代表者名 久保田 伍朗
建築業許可番号 建設業/静岡県知事許可(特-22)第31号、一級建築士事務所/静岡県知事登録(9)第1330号
所在地 〒4228017 静岡県静岡市駿河区大谷1455-5
電話番号 054-237-5166 FAX番号 054-237-8305
営業時間 定休日
設立 昭和47年4月1日 資本金 20,280千円
業務内容 総合建設業、土木工事業
取扱い工法 RC造、S造、W造
価格の目安
アフター保証 (株)住宅あんしん保証/住宅瑕疵担保責任保険(10年)、地盤保証(10年)、アフターメンテナンス随時
取扱いエリア 島田市〜富士市
取扱い坪単価 50〜80万円以上 施工実績
ホームページ http://www.kubota-kensetsu.co.jp
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