住まいnet新潟 vol.28 (P56〜)掲載情報

(株)清新ハウス

雨音も楽しむ、子育て世代の平屋

「子育てがしやすくて、毎日を楽しく過ごせる家を」。
そんな家族の夢を叶える洗練された和モダンの住まいが誕生した。


 子どもが生まれるタイミングで家を持つことにしたT夫妻。モデルハウスに足を運び、「ビビッときた」という清新ハウスに、土地探しから家づくりを依頼した。Tさんの希望は、子育てがしやすい家であること。そして、大好きなアウトドアレジャーが家でも楽しめるように、広い庭が欲しいということだった。その声に応えるべく、清新ハウスがご主人の地元エリアで見つけたのが、三方が道路、残る一方は畑に面した133坪の土地。住宅街ながら、ゆったりとした空間をつくり出せる好立地だ。
 T邸を訪れると、まず目に入るのが玄関までのアプローチに掛かる雁木。下を歩くと、守られているような安心感がある。提案したのは清新ハウスの中村綱喜社長だ。「雨の日、カーポートから濡れずに家に入りたいとのことだったので、それなら雁木を付けてみては、とお話しして、玄関が暗くならない程よい幅で設計しました」。ここには粋な演出も仕込まれている。雁木に雨どいを付けず、下に砕いた瓦を敷くことで、雁木から流れ落ちる雨が瓦を叩く音を楽しむという。雨の日が待ち遠しくなる仕掛けだ。そんなアプローチを経てたどり着く住まいは、洗練された印象の外観を持つ。これは和風の印象が強くならないよう、軒下に垂木を表さないよう設計されているから。これなら、窓辺にタープを張ったり、庭にパラソルを置いたときにも相性がいい。新潟伝統の雁木を取り入れつつ、スタイリッシュな和モダンに仕上がったデザインが、この家の魅力のひとつだ。 ……続きは誌面でどうぞ

雁木の雨だれが落ちる部分に瓦を砕いたものを敷いて、雨音を楽しむ仕掛けに。フットライトはセンサーで点灯する。雁木から玄関までをつなぐ、直線を意識したデザインが印象的

玄関ホールの壁を飾るのは、天然木の一枚板を使った銘木のオブジェ

和室の襖を壁に収納すると、さらにゆったりとした空間になるLDK。障子を通る優しい自然光もいい。床は杉の無垢材を使用

ダイニングからリビングを見たところ。庭に面した窓の障子は壁の中にすべて収まるので、開け放つととても開放感がある

対面キッチンの前には収納付きのカウンターを造作。サイドも杉パネルで覆うことで、周囲との一体感を生んでいる

小上がりは襖を閉めると独立した空間に。Tさんが選んだ襖紙は上品な色合いで、白い壁紙や無垢材とも相性がいい

ヘリのない畳でモダンな印象に仕上げた和室。趣味のものを飾れるように床の間もつくった

湿度が高くなる洗面脱衣室は全方向を調湿効果のある無垢材に。物干し、大容量の収納棚を設けて、洗濯はここで完結できる

ビルダー情報

会社名 (株)清新ハウス
代表者名 中村綱喜
建築業許可番号 建設業許可 新潟県知事(般-27)第26125号、一級建築士事務所 新潟県知事(ホ)第2704号、宅地建物取引業 新潟県知事(4)第4345号
所在地 〒9560014 新潟県新潟市秋葉区福島167-2
電話番号 0250-24-4151 FAX番号 0250-24-4152
営業時間 定休日
設立 1991年 資本金 1,300万円
業務内容 住宅の設計・施工・監理、土地・建物(不動産)の売買・賃貸・管理及び仲介、店舗の設計・施工、カフェ運営、古民家再生事業、家具販売
取扱い工法 木造軸組工法
価格の目安
アフター保証 (株)ハウスジーメン、住宅保証機構(株)
取扱いエリア 下越、中越
取扱い坪単価 40〜80万円未満、80万円以上 施工実績
ホームページ https://www.seishinhouse.com
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