住まいnet新潟 vol.28 (P74〜)掲載情報

k.design house/(株)桐生建設

緑が映えるグレートーンの住まい

無垢の木、塗り壁、石、セメント、タイル。さまざまな素材が、ニュアンスのある
グレーのグラデーションを描き出し、A家の暮らしと植栽の背景となっている。


 東京から生まれ育った新潟に戻ったA夫妻。長男と3人、賃貸に暮らしながら「そろそろ家を建てたい」とオープンハウスに通い始めた。しかし、一向に気持ちが乗らない。もともと、どこかで見たような家や、分譲地に建売住宅が並んでいる様子に興味を持っていなかった二人にとって、ピンと来る個性的な家がなかったのだという。そんな時、住宅雑誌で、とあるモデルハウスに目が止まった。早速、訪れたA夫妻は「こういう家が建てたかった」と初めて気持ちが盛り上がったという。「案内してくれた桐生和典常務に『すぐにここに住みたいです』と言ったくらいでした」。それは、新潟市中央区親松にあるk.design house/桐生建設のモデルハウス。「シンプルだけれども無機質なわけではない。いい感じに木が組み合わせられていて、バランスが絶妙だった。何より、モダンといえば黒か白、と思っていたところにグレーの新しい世界を見せてくれた」と二人は出合いの印象を振り返った。
 「ほかにはない」とA夫妻が一目惚れしたグレーの外観はA邸でも踏襲された。玄関まわりを切り取っただけでも、木、コンクリート、塗り壁などニュアンスのあるグレーが、それぞれの素材感を放ちながらも融け合い、やわらかな緑のモダンな背景となっている。最近、業者から「桐生といえばグレー」とも言われ始めたという特有のグレーは、室内に入ってもさまざまな展開を見せてくれる。 ……続きは誌面でどうぞ

塗り壁、石、木の壁、タイルなど、さまざまな素材のグレーに新緑が映える

開口部を設けた玄関ホール。床はヘリンボーン張りに

2階から吹き抜けを見下ろす

壁、床、キッチンカウンターに使ったグレーの世界に、白い壁がやわらかさを添え、階段のアイアンの手すりが全体をきりりと引き締めている。キッチンからは直接、水回りスペースに行くことができ、家事動線も理想的

キッチンに立つと、左手に庭。RCの壁によって外からの視線を気にすることなく過ごせる。キッチンの背面の白い棚は造作。壁に一体化して存在を主張しない

グレーのグラデーション、白と黒、そこにやわらかな曲線を添える家具が融け合い、Aさん曰く「シンプルでモダンだけれど冷たくない」絶妙のバランスを実現。大判のセメント板が壁のアクセントとなり、階段とも調和している

建具の枠やオイルヒーターの黒が、グレートーンを引き締めているバスルーム。広さを出すためにガラス張りにした

キッチンの奥にある水回りスペース。白を基本にした空間に、上の横窓から光が差し込む

親松のモデルハウスにならって、RCの壁で囲い、長方形のタイルを敷いた庭。植栽は加茂の庭師の設計。エゴノキ、ハラン、ギボウシ、ヤブラン、シダなどの山野草が、シンプルな住まいに合う

ビルダー情報

会社名 k.design house/(株)桐生建設
代表者名
建築業許可番号 新潟県知事許可(般-27)第21743号
所在地 〒9500954 新潟県新潟市中央区美咲町1丁目8-15リバーリオ美咲1F
電話番号 025-378-6120 FAX番号 025-378-6122
営業時間 定休日
設立 資本金
業務内容
取扱い工法 木造軸組在来工法、SSLock工法
価格の目安 平均的坪単価 40〜60万円未満
アフター保証 住宅保証機構と日本住宅保証検査機構(JIO)による10年保証
取扱いエリア
取扱い坪単価 施工実績
ホームページ http://www.kiryukensetsu.jp
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