住まいnet新潟 vol.22 (P60〜)掲載情報

Paddy Field TAGAMI (有)ダイワホームズ

人が行き交う、外と内の垣根のない家

外のオープンテラスから玄関ホール、家の中心まで土間が続く住まい。「外に開くこと」「外と内の垣根をなくすこと」から、この形が導かれた。

 ダイワホームズの板谷一弘社長が、生まれ育った田上町に家を建てることになった。土地は、小高い丘を背景にした一角。丘の上にはけものみちが走り、四季折々の表情を見せる雑木林に覆われている。「小さい頃、このけものみちでよく遊んだんです。そんな懐かしさもあって、丘の景観や環境をいかすような家にしたいと、まず思いました」。設計は、一級建築士事務所、エヌ スケッチの井口哲一さんに依頼。近年、ダイワホームズでは、設計や提案にさらなる可能性を求めて、エヌ スケッチと協力した家づくりを進めている。板谷さんの自邸づくりもその一つとして始まった。
 プランを練ってもらうにあたり、井口さんに伝えたのは大きく分けて二つ。一つは「外と内の垣根のない家にしたい」ということ。それは、丘を背景にした土地をいかし、景観を取り込みたいのはもちろん、「外で過ごすのも楽しい家にしたい」という気持ちがあったからだった。というのも、家を建てる前、8年間ほど、庭と畑に囲まれた一軒家に家族で住んでいた板谷さん。毎朝、畑に出て野菜を育て、大きな木にハンモックを吊るし、そこで本を読んだりして暮らしたという。そんな中でアウトドアの気持ち良さを知り、新しく建てる家でも、外気分を取り入れたいと考えたのだ。もう一つの条件は「いろいろな人が行き交う場所にしたい」ということ。人が集ったり、人をもてなしたり、人と人をつないだり。求めたのは、家族が、人と、外とつながりながら暮らす家だった。 ……続きは誌面でどうぞ

リビングにつながる土間部分には薪ストーブを置き、玄関ホールを兼ねた土間にはテーブルを置いて、人と交流ができるように考えたという

土間の玄関ホールとオープンにつながるLDK、右手には小上がりの和室。キッチンもオープンだが、一段下がり、入り口からはほどよく隠れる間取りに。また、土間にはコンクリートの平板を敷き、デンマークのSCAN製の薪ストーブを設置。内部に反射板が入っているので、壁にレンガは不要という

リビングから土間を見る。手前からリビングとしての土間、引き戸で仕切れる玄関ホール、木製サッシの外には外の土間と、性格の異なる土間が続く設計

近所の人や子どもたちが行き交う交流の場としての玄関ホール。正面の壁にはオープンシェルフ。「ここにはいつも子どもたちが集まっている」と板谷さん

人造大理石を使った真っ白なキッチンカウンターは、イデアルキッチンによるフルオーダーメイド。直線を極めたシンプルなデザイン

リビング階段を上ると、正面に緑が飛び込んでくる。寝室などの生活スペースは、キャットウォークのこちら側に集められている

大きな開口部脇のキャットウォークを歩いていると、緑の中を歩いているよう。丘を走るけものみちとほぼ同じレベルに設定された

2階にある子ども部屋。壁のカラフルなバーはロフトへと上るステップに

ビルダー情報

会社名 Paddy Field TAGAMI (有)ダイワホームズ
代表者名 板谷 一弘
建築業許可番号 建設業許可/新潟県知事(般-27)第21366号、二級建築士事務所/新潟県知事(ハ)第8869号
所在地 〒9591502 新潟県南蒲原郡田上町大字田上丙2573
電話番号 0256-57-5542 FAX番号 0256-57-6430
営業時間 定休日
設立 1991年 資本金 300万円
業務内容 住宅及び店舗の新築・リフォーム
取扱い工法 外断熱二重通気工法、木造軸組工法
価格の目安
アフター保証 株式会社住宅あんしん保証
取扱いエリア 下越、中越
取扱い坪単価 40〜80万円未満 施工実績
ホームページ https://www.paddyfield.life/

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