生活感を抑えた現代美術館のような家

少し緊張感のあるスッキリと美しい空間で
ライフスタイルを見直す

　上田城にもほど近い市内中心部。古くからの家が立ち並ぶ住宅地の一角で、シンプルな白い箱状のシャープな外観がひときわ目を引きます。
　グラフィックデザイナーのご主人と、元々インテリアに興味があった奥様。二人には当初から家に対するはっきりとしたコンセプトがありました。それが、「生活感を抑えた、ホテルや美術館のようなシンプルな空間に暮らす」ということ。
「もともとモノが増えてしまいがちで、これまでの賃貸の家ではその生活に慣れてしまって。新しく家をつくる際には、自分たちのライフスタイルそのものを見直したい。そこにいると自然と襟が正せるような、少し緊張感があるくらいの家にしたいと考えました」とご主人。
　しかし大手メーカーでは、現実感のある間取りや設備の話ばかりになってしまう。お二人の足が、クライアントのライフスタイルとデザイン性を重視するT-PLANアーキテクトのモデルハウスに向かったのも、自然の成り行きだったと言えます。
「イメージはあってもどこから手をつけていいかわからなかった僕たちに、スタッフの方々は話をしっかりと聞いてくれた上で具体的な形へと導いてくれました。僕らはコンセプトを伝えただけ。あとは建築のプロに任せれば、おのずと正解に行き着くんだと思います」　……続きは誌面でどうぞ