住まいnet信州 vol.33 (P92〜)掲載情報

ハシバ木の家 ハシバテクノス(株)

思い焦がれたふるさとで暮らし直す家

忘れがたい生家の古材に
いまひとたびの命を与える家づくり

 ふるさとをイメージするとき、最も濃く強く焼き付いているのは、自分が生まれた家かもしれません。食卓に並んだ家族の顔や料理の匂い、庭の草木たち、自分の部屋から見える風景、夕暮れ帰ったときの家の佇まい、それらと一緒にたくさん思い出があることでしょう。
 ふだん神戸に暮らすAさんにも、そんな生家が松本にありました。5人兄弟の末っ子として18歳まで過ごしたわが家です。ご両親亡き後、一番上のお兄さんが管理されていましたが、ご病気を患い、期せずしてAさんが家を継ぐこととなりました。
 ご実家は土地の旧家で、茅葺き屋根の母屋のほか離れが幾棟も軒を連ねていましたが、長い時を経て、傷みも目立ちました。郷愁を誘う土蔵だけ残し、他は壊そうと一度は心に決めます。
 それでも断ち切れぬ思いを抱えふるさとを訪れたAさんは、 最近新築したという幼なじみの家に招待されました。驚いたことに、彼の家に足を踏み入れたとたん、子供時代の記憶が次々蘇ってきたのです。Aさんはそこで古材を活用する住まいづくりと、その再生を手がけたハシバ木の家の存在を知りました。
 奥様が「夏は涼しいところで過ごしたい」と言ったのも背中を押しました。生家の柱や梁、建具を使って、もう一度ふるさとで暮らそう。Aさんの住まいづくりが始まりました。 ……続きは誌面でどうぞ

縁側に腰掛けるご夫妻。シンボルツリーの楓は、和室やリビング・ダイニング、土間、そして浴室からも目に入る。

広縁の板は、生家の縁側に張っていたものを磨き直して再利用した。

襖と障子を開け放った夏の座敷は清々しい。山からの風が送ってくる緑の匂いに包まれる特等席。

時の経過の色をまとい、太鼓梁は吹き抜けで圧倒的な存在感を示す。床など新しい材は次第にこれに馴染んでいくことだろう。

ダイニングテーブルは囲炉裏付きで、子や孫たちが遊びにきたときに大活躍する。

土間の薪ストーブがメイン暖房。衝立も生家にあったものを活用した。

梁に這わせた電気配線をまとめるのは、今では見られることの少なくなった碍子。こんなところにもハシバ木の家のこだわりが表れている。

2階は吹き抜けを挟んで両側に2室を設けた。正面は主寝室。

ビルダー情報

会社名 ハシバ木の家 ハシバテクノス(株)
代表者名
建築業許可番号 長野県知事(特-22)第579号
所在地 〒3990014 長野県松本市平田東2-1-1
電話番号 0263-86-2822 FAX番号 0263-86-8275
営業時間 定休日
設立 資本金
業務内容
取扱い工法 木造在来軸組工法、RC造、S造
価格の目安 平均的坪単価 50〜80万円以上
アフター保証 ●住宅瑕疵担保責任保険/(財)住宅保証機構、(財)日本住宅保証検査機構●地盤保証/ジャパンホームシールド(株)●完成保証
取扱いエリア
取扱い坪単価 施工実績
ホームページ http://www.hashibakinoie.com
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