若々しさと趣味のよさが
醸し出す上質な薫り

気品と遊び心、使いやすさとくつろぎが調和して、耳に心地いい音色を感じながら、バリスタが淹れたスペシャルな一杯を味わっている気分にさせてくれる。上質な木の家を提案し続ける小林創建の新しい挑戦の兆しをうかがわせる住まい。

風味のよさを感じさせる住まいだ。使っている木材の質も、木材以外の素材の選択も、空間デザインの妙も、調度のセンスのよさも、どれが出過ぎるというのでなく上手にバランスがとれているから、この家からはいい薫りが立ちのぼってくる。
「一度凝りだすと、とことんこだわる性分」というご主人は、住まいづくりにもやはり夢中になった。業者選びに１年を費やし、縁あって小林創建をパートナーとしてからも、間取りはもとより、壁のニッチの利用、屋根の微妙な勾配に至るまで入念に設計士と話し合った。
天井と床の木部が爽やかに響き合う１階は、ダイニングキッチンをカフェのイメージにした。ご主人は大のコーヒー好きなのだ。なるほどキッチンはシンプルで使いやすそうだし、カウンターとその下のラックも、しゃれた照明も、居心地のいい店にいるようなくつろぎがある。そして、カーブをつけた壁はこのプライベートカフェに遊び心を、デザイン階段は軽やかなおしゃれ心を加えている。
ワンフロアで連なるリビングでは、音楽を楽しむ。「自分も楽器を演奏しますし、将来はピアノを置いて子どもが弾いてもいい」この空間に、ピアノとその音色はさぞ似合うことだろう。