ママの笑顔で家族を幸せに。
子育て世帯に優しい住まい

家庭においても、女性は太陽のようでありたいと思う。明るく、あたたかく、いつでも笑顔で家族を愛したい。そんな願いをかなえてくれる住まいが、安曇野市に完成したという。〝ママを笑顔にさせる〟アイデアと工夫が満載の家を訪ねてみた。

子育て世帯の生活には悩みが多い。子どもが遊んだり勉強する場所を確保したくても、山盛りの洗濯物、増え続けるおもちゃに囲まれ、圧迫される生活スペース。食事の支度があるのに、ぐずる子どもから手が離せない。片付かない家の中で、ママのストレスも溜まる毎日。「もしもそんな悩みが解消できる住まいがあれば、ママも家族も笑顔で暮らせるのでは？」と、自然素材の住まいづくりを手がける住まい工房と、子育て応援マ
ガジン『月刊イクジィまつもと』が立ち上がった。ママが笑顔になれる家づくりを「ママ家♥プロジェクト」と名付け、2011年秋に住まい工房と、一般から募集した20〜40代の子育て中の女性11人がチームを結成した。
「ママが本当に欲しい家」をテーマに意見を聞くと、冒頭のような悩みと斬新なアイデアが出るわ出るわ……。プランナーは苦心してそれらを集約し、「子どもでも片付けられる収納」「家事を同時進行でこなせる動線」「家族のコミュニケーションを妨げない間取り」と「女性らしさを大切にした、潤いがある生活空間」をコンセプトとして設計。その後もチームでの意見交換や、大黒柱を磨いたりステンドグラスを手づくりするなど共同作業を重ね、「ママ家」は2012年夏、ようやく完成した。住まい工房とママたちの努力の結晶は、同社モデルハウスとして期間限定で公開中だ。