住まいの提案、熊本。 vol.19 (P70〜)掲載情報

野沢工芸建築(株)

堂々たる檜造りの平屋。

明治の初頭に先祖が建てた家屋を熊本地震で損壊。
住み慣れた日本伝統の意匠を取り入れた新築を望み、託したのは野沢工芸建築だった。


 格天井に迫力のある太い梁が連なった吹き抜けのリビングに入ると、檜の香りがいっそう身を包みこむ。「やっぱり、木の温もりがいいですね」と新しい住まいで過ごす喜びを語るNさん。この夏より、野沢工芸建築が建てた檜造りの新居にお母さまと暮らしている。場所は熊本地震で被害の大きかった益城町。活断層までわずか200メートルの距離という、旧家屋の跡地に建てた重厚感のある和風の佇まい。細部にいたるまで、熟練の匠による造り込みに妥協は一切ない。「今回の新築は、我が家の復興の証」と、Nさんは同社との家づくりを振り返った。

 旧家屋は、築130年超の歴史を誇る一棟。先祖代々、改築を重ねながら住み継いできたが、熊本地震で損壊。Nさん家族は、避難所を経て仮設住宅に入居した。このたび新築を建てるにあたって、益城町を離れることも考えたが、最終的には代々受け継いできたこの土地に残ることを決意。地震後の混乱の中、Nさんの家づくりが始まった。
 旧家屋での暮らしに慣れていたNさんとお母さまにとって、「純和風の家」以外の選択肢は考えられなかったという。Nさんはインターネットを中心に、県内の住宅会社について情報を収集し、行き着いたのが野沢工芸建築だった。同社ホームページ内で紹介されていた、数々の和造りの家に品格を感じ、「惚れた」と心が動いた。 ……続きは誌面でどうぞ

格式の高さを感じる玄関。

丸太の縁桁や飾り天井などきめ細かな技も光る和の佇まい。

御影石を使用した玄関ホール。造作の靴箱をはじめ、檜を贅沢に使った造りも特徴だ。

見上げるほどの吹き抜けで開放感満点のLDK。和の趣に現代の生活様式を取り入れた空間で寛げる。

ダイニングテーブルとキッチン。木の温もりが伝わってくる空間だ。

床の間、仏間を備えた日本伝統の造りで寛げる和室。障子の柔らかい光が部屋全体を照らしている。

広縁のある和室。書院窓には鶴と亀の明かり障子。

各居室へとつながる廊下。床から天井、扉まで檜造りで優美な雰囲気が漂う。

ビルダー情報

会社名 野沢工芸建築(株)
代表者名
建築業許可番号 建設業/熊本県知事許可(般-26)12570
所在地 〒8611104 熊本県合志市御代志854
電話番号 096-242-1021 FAX番号 096-242-1022
営業時間 定休日
設立 資本金
業務内容
取扱い工法 在来軸組工法
価格の目安
アフター保証
取扱いエリア
取扱い坪単価 40万〜80万円未満 施工実績
ホームページ http://www.nozawakk.com
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