川沿いの並木道と建築士の自邸

桜並木のある川沿いという絶好のロケーション。
グラントの一級建築士が自ら建てた住まいを紹介。


　2階リビングにL字の大窓いっぱいに広がったピンク色の花びら。川沿いの桜が満開に咲き誇る頃、グラント一級建築士事務所の新築完成見学会が開催された。桜並木沿いに建つ、凛とした品格を感じる落ち着きのある佇まい。ここは同社一級建築士の山下真之氏が自ら設計して建てた自宅だ。
　玄関を入ると広い土間スペース。桜並木に面した北窓側に横長のカウンターテーブルを設け、仕事や勉強などワークスペースとしての利用はもちろん、来客にも対応。「第2リビング」としての役割も担っている。子供たちが絵を描いて遊べる黒板をぐるり廻ると、そこは階段下のホール。1階フロアの扉を開けた先には寝室、子ども部屋、クローゼットがある家族の居住空間。パブリックとプライバシーを完全に隔てた設計になっている。階段を上がると2階リビング。来客をもてなすのに相応しい、圧巻の景観が広がっている空間だ。春先の完成見学会の時に満開だった桜並木は、夏の到来を告げる美しい新緑のグリーンに包まれていた。　……続きは誌面でどうぞ