建築工房 セイゾウ

昔ながらの魂と、現代の発想が溶け合う
「量産しない家」
家づくりは、進化していると言えるのだろうか。確かに新工法や新建材の登場により、
全国に均一なクオリティとコストパフォーマンスの工業化住宅を量産してきた。
一方で、シックハウス症候群や住まいの短寿命化など、従来にはなかった問題も生まれている。
効率やスピードを追い求める家づくり。それを退化という発想で受け止めるなら、
伝統建築の優れた技術や従来からの自然素材を、もう一度、見直してみてもいいだろう。
伝統建築というと、どんな印象を抱くだろう。不便で寒そうとか、手間とコストがかかりそうとか、マイナスのイメージかもしれない。ただ、近代建築を凌駕する魅力も少なくない。たとえば、強度や耐久性。地震や台風が多く、高温多湿の日本に、築千年を超える法隆寺などが現存していることからも明らかだろう。木のクセを見極め、適材適所に使い分けられた木造住宅も、メンテナンスすることで百年以上は問題なく住み続けられるのだ。
工業製品のなかった時代には、オール自然素材と手づくりの仕上げが普通だった。シックハウス症候群とは無縁の健康仕様で、デザインの柔軟性やオリジナリティにもあふれている。そこに断熱性能や最新設備など新しい技術を組み合わせることで、かつてのデメリットを解消する進化した伝統建築が生まれるのだ。
「新民家」をテーマとして、新旧の魅力を融合させた家づくりに取り組む建築工房セイゾウ。棟梁を中心とした大工集団で、受け継いできた技術を頑なに守りながら、現代の暮らしに合わせた住まいを提案している。無垢材の圧倒的な質と量、オール造作が基本の家具や建具、手間暇をかけたディテールの仕上げ。構造は、手刻みで加工された良材を、可能な限り釘やボルトなどの金物を使わない木組で頑丈に組み上げられる。縦横に飛び交う極太の柱や梁、クサビで締められた通し貫など、それ自体が繊細かつダイナミックなデザイン要素として機能。まさに、日本建築ならではの「用の美」の世界観が息づいている。「年間3~4棟が限度ですね」というように、決して量産できない家づくりなのだ。



リビング方向からダイニングキッチンを眺める。吹き抜けの天井まである開口には、庭の桜や周囲の森をトリミングした。2階の渡り廊下も、ダイナミックなデザイン要素だ。

2階の個室は、ブリッジを渡って行き来可能。春には、桜を眺める特等席になる。

木や畳の心地いい香りが漂ってきそうなゲストルーム。こんな旅館があったら、泊まってみたい。
ビルダー情報
会社名 | 建築工房 セイゾウ | ||
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代表者名 | |||
建築業許可番号 | 石川県知事許可(般-10) 第13989号 | ||
所在地 | 〒9200106 石川県金沢市今町チ31-1 | ||
電話番号 | 076-288-3987 | FAX番号 | 076-288-7336 |
営業時間 | 定休日 | ||
設立 | 昭和48年(1973年) 設立40周年 | 資本金 | |
業務内容 | |||
取扱い工法 | 伝統木組工法 | ||
価格の目安 | |||
アフター保証 | 瑕疵担保責任保険、地盤保証 | ||
取扱いエリア | 石川県全域 | ||
取扱い坪単価 | 平均的坪単価55万円~ | 施工実績 | 年間約3~4棟 |
ホームページ | http://seizo.net/ |
その他の掲載情報
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