住み心地を追求した究極の機能美

田園風景が広がる郊外の住宅街に立地するT邸。周囲の畑には野菜や鮮やかな花々が栽培され、窓の外を彩る絶好の借景になっている。門のように構えたバタフライ屋根のファサードにポーチとガレージが並び、その奥に幸せな暮らしのメインステージを予感させる。

ガレージとLDKをつなぐウッドデッキのある中庭。四季折々の景色や風の薫りを感じながら、日常の暮らしはもとより、アウトドアライフやカーライフも充実するはずだ。夏にはバーベキュー、春や秋にはティータイムやランチを楽しみたいとか。どこにいても五感が研ぎ澄まされそうな空間構成と雰囲気である。

シンプルでスタイリッシュな外観だが、インテリアはナチュラルテイストを要望。自然素材の扱いは意外と難しい。使いすぎると野暮ったくなるし、経年変化も考慮しなければならない。程よく無垢材を使いながら、洗練された印象に仕上げたのは、同社とTさんのセンスによるところだろう。

「内見会の雰囲気に一目惚れしました。デザインが個性的でしたし、フィーリングもピッタリ合いました」とはTさんのコメントである。