リゾートホテルを思わせる、
ガーデンビューの住まい。

260坪を超える敷地に、ゆったりと構える白い邸宅。庭だけでも優に100坪はあり、まわりを囲むように山の斜面が続く。日常でありながらリゾートで体感するような、おおいなるくつろぎがここにある。

水産加工の仕事で10年前にロシアから来日したSさん。その後、独立して自ら会社を興し、3年前にマイホームを手に入れた。家族は奥さまと9歳の長女、そして7歳の長男。積水ハウスを選んだのは、同じロシアの友人が同社で建てたのがきっかけだが、業界最大手としての圧倒的な施工実績と、耐震性や耐久性をはじめとする技術的なクオリティに信頼感を抱いたのだという。
打ち合わせは日本語と英語を交えて行なわれ、ロシアの住宅雑誌なども参考に、ライフスタイルを重視したプランとデザインが検討された。モダンな雰囲気をベースに、ヨーロピアンと日本のスタイルをミックスさせた住空間は、合理的であると同時に新鮮さにあふれている。たとえば、玄関ホールから入るとすぐに広々としたダイニングとキッチンに導かれる。海外の住宅はダイニングがメインにつくられ、ゲストといっしょにキッチンでホームパーティも珍しくはないからだ。
くつろぐためのリビングは床のレベルを30cm下げて、ダイニングの奥にレイアウト。床を低くすることで精神的な落ち着きが得られ、それだけで特別な空間になる。当然、天井も高くなるが、身長が2メートル近いSさんにとって、文字通り羽をのばせる場所に。明るいトーンのダイニングとは対照的に、シックな色調と天然石を配した重厚なインテリアは、気持ちを芯からリラックスさせるのだ。