省エネ性能で5つ星獲得。
デザインにもこだわった
光熱費ゼロの家。

　千歳エリアを拠点に地域に即した住まいづくりを進める（株）シーズンが、この７月新たなモデルハウスをオープンさせた。キャッチフレーズは「性能も素材もデザインもこだわれる家づくり」。ここでは、先進の住宅性能とともに、心が豊かになるような住み心地を高いレベルで満たしている。
　外観は、南面に大きく勾配をつけた和のテイストの風格ある佇まい。木目を映すコンクリートの塀やざらりとした手ざわりまで伝わってきそうな外壁など、上質な素材感も見応えがある。その、しっとりとした風情とは対照的に、性能面ではZEH仕様による超省エネ住宅なのだ。ZEH（ゼッチ）は家庭のエネルギー収支をゼロにする住まいのことで、簡単にいうと光熱費のかからない暮らしを実現するというもの。太陽光発電でエネルギーを創出し、その一方で住宅の高断熱化と高効率の冷暖房設備などで省エネを図り、年間の光熱費をゼロまたは売電できる仕様にするというものだ。
　シーズンでは200mm断熱を標準仕様とし、北方型エコ仕様の基準値（相当隙間面積C値1.0C㎡/㎡以下、熱損失係数Q値1.6W/㎡K以下、外皮平均熱還流率UA値0.46W/㎡K以下）を上回るC値0.5以下、Q値0.9以下、UA値0.29以下を社内基準に。さらに、モデルハウスではこれをしのぐC値0.3、Q値0.79、UA値0.25というハイスペックに、ソーラーパネルを搭載するだけでZEHへ。エネルギーの使用状況を「見える化」するHEMS（ヘムス）の導入で、楽しく省エネ管理も体験できる。記録的猛暑が続いた７月中旬の３日間、冷房を稼働させてもエネルギー収支はゼロを示したという。
　シーズンでは全棟、建物の省エネ性能を格付けする公的制度BELS(ベルス)でも最高評価の５つ星を獲得し、1次消費エネルギーを20％以上削減。年間の暖房光熱費を12万円以下に抑えている。ちなみに、モデルハウスでは55％という高い削減効果を発揮している。　……続きは誌面でどうぞ