Imagine　我楽の家を味わう「鍵」を探して。

我楽（ガラク）の家。それはひと目見た時、中に入った時、「これは我楽の家」と感じる家です。不思議といえば不思議。とはいえ、それはたとえばブランドやテイストといったありきたりの言葉で表現するのとは何かが違うような一一。ではそれはいったい何？と思いをめぐらせるのが、我楽の家を知る「鍵」なのかもしれません。やはり今回も、Imagine“想像してみて”と心に問いたくなる、小さな旅のような時間が待っていました。

さて今回お訪ねしたお宅も、施主であるKさんご夫妻が我楽に惚れ込み、実現した家。住宅街にあって、玄関側のいわば「家の顔」に窓のないKさん邸の外観は、他の家々とは明らかに違う個性を放っていました。無言なのに容姿や気配だけでものを語る役者のように、通りすがる人が「どんな暮らしがあるのだろう」と思わずにはいられない存在感があります。そしてこうした強い個性や存在感は、この家に住まう人にとっては、どこの誰でもない私たちの住まい、としての誇りや喜びにつながるはずです。
そう、変わった家が良かったんです一一。
Kさんの奥様に話を伺うなかで、この家を望んだ理由をもっともストレートに語られたのがこのひと言でした。