無理のない暮らしを考えた
コンパクトな室内と、
深い庇が広げた外空間。

　年をとっても、無理なく自然体で暮らせる住まいを。それがN夫妻のコンセプトでした。そのために求めたのは、無垢の木で彩られたシンプルなデザイン。工務店を探し始めた時、以前知人が建てた大和工務店の住まいが浮かびました。「思い浮かんだのは、木の空間という強い印象。まずは話を聞きに行き、モデルハウスである社長邸を見に行きました。その時に、社長と奥さんがランチに誘ってくれて。」中庭で一緒に食事をするうち、その人柄に惹かれたそう。「提案されたプランも、本当に満足できるものでした。外壁の色以外は、ほぼ最初のパースどおりですよ（笑）」という言葉に、絶大な信頼感がうかがえます。
　2人のコンセプトに合わせ、室内は将来1階だけでも暮らしが完結する間取りに。LDKも「最低限の広さでいい」と、開放感を保ちつつ、暮らしにちょうどいいコンパクトな空間を目指しました。その分、大きくなったのが、約2間の広さを誇るウッドデッキ。「憧れだけでお願いしましたが、想像以上の広さでした（笑）。でも、陽射しがある時は冬でもポカポカと暖かく、外での楽しみも広がりそう」とNさん。室内も、深い庇が冬の陽射しを取り込み、夏は影をつくるため、とても快適だといいます。
　また、夫妻が自ら集めたレトロな照明や、奥様こだわりのオリジナルキッチン、ご主人の趣味室など、住まいの中には2人のスタイルを満喫できるエッセンスがいっぱい。ずっと自分らしく暮らしを楽しみたい。その願いに、つくり手が確かに応えました。