その土地の風土の中で、
長い年月をかけ進化してきた日本家屋。

厳寒の越後（新潟）の古民家は、古来より長い冬の風雪に耐え人々の暮らしを守ってきました。多くの日本の民家を見てきたTODAは、この越後の家こそが日本建築の原点であり未来に残すべき貴重な財産であると考え、150年以上前に建てられたこの家を越後から移築し、TODAの理念の象徴としてここ新城に蘇らせました。

自然な曲線を描く躍動的な梁（古材）の美しさ。懐かしさと安らぎを覚える使い込まれた古道具。古民家の良さは歴史と時間の経過に裏打ちされた日本固有の美意識と機能性にあります。

通常ならば和で統一されがちな古民家空間を、TODAは欧州のアンティークやスタイリッシュな家具、ステンドグラスと合わせ、さらに洗練された空間へと進化させました。固定観念に縛られない自由な発想で、和と洋、伝統と先進が融合して生み出される新しい住まいを提案します。　……続きは誌面でどうぞ