住まいの提案、栃木。 vol.3 (P28〜)掲載情報

(有)都屋工務店

在来軸組工法で建てた天然木の住まい。
強固な木組みの技術で、長く住み継がれる家を

およそ200坪の敷地に建つY邸。田園風景の中にたたずむ和の趣を感じる住まいは、一見すると2階建てに見えるが、実際は延床面積55坪以上もある平屋建てである。ここに施主夫婦と長男の3人が、ゆったり伸びやかに暮らす。
「以前の住まいは築40年以上になる典型的な農家の家でした。昔ながらの平屋建て住宅で、『田の字型』と呼ばれる各部屋がふすまで仕切られた間取りでした」とご主人は話す。
建て替えの理由は先の東日本大震災で家のあちこちが傷んだことから。震災後、損傷箇所を補修してどうにか住んでいたが、居住性を改善するような大きなリフォームをするよりも、思い切って建て替えることにしたという。
建て替えを依頼した先は、手加工による木造在来工法にこだわる同じ鹿沼市の都屋工務店だった。
建築会社選びについてご主人は、「高い技術力はもちろん、木に対する知識とこだわりは相当なものでした。棟梁の家に対する考え方にも共感するものがあり、また、耐震性・耐久性の高い木の家を望んでいたことから、都屋さんに建築をお願いすることにしました」と話す。
建物の横幅いっぱいまで伸びた下屋とスギ板の外壁、そして3枚扉の玄関がY邸の意匠ともいえ、細部に目をやると磨き丸太の垂木や木舞屋根など、化粧造りの技術がいかんなく発揮されている。

他の実例と「我が家マーク」

玄関の軒下部分。木舞(こまい)屋根と呼ばれる化粧造りの技術で仕上げた

下屋を仰ぎ見る。磨き丸太の垂木が存在感を放つ

玄関入口は一間半の広さ。3枚扉は和風旅館の趣 

豪奢な玄関。格天井(ごうてんじょう)風の格子の奥に、ゆるやかな曲線を描くスギ板の勾配天井が見える

リビング&ダイニングに続く木戸の一部に日光の並木杉を用い、木目を浮き上がらせる浮造(うづくり)で仕上げた

木の温もりたっぷりのリビング&ダイニングは、太い梁と勾配天井が見所

奥様こだわりのキッチンはペニンシュラ(半島)型。レンジフードはダクトが目立たない横引きタイプを選んだ

長男の部屋はおよそ8帖。勾配天井を生かしてロフトを設置した。平屋建てらしからぬ個性的な空間になった

トイレも木の温もりたっぷり。天然木の香りが空間をただよう

ビルダー情報

会社名 (有)都屋工務店
代表者名 落合 史明
建築業許可番号 栃木県知事許可(般-25)第22957号
所在地 〒3220531 栃木県鹿沼市南上野町500-11
電話番号 0289-75-2671 FAX番号 0289-75-5575
営業時間 定休日
設立 資本金
業務内容 新築工事、増築・リフォーム工事・解体工事、外構工事
取扱い工法 手刻み在来軸組工法
価格の目安
アフター保証 (株) 住宅あんしん保証による住宅瑕疵担保責任保険、地盤保証
取扱いエリア 栃木県全域
取扱い坪単価 50万円/坪~ 施工実績
ホームページ http://www.miyakoya-k.jp
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