住まいの提案、栃木。 vol.2 (P50〜)掲載情報

建築工房AEON(株)

円熟世代の暮らしに寄り添う、
雅で伸びやかな平屋の住まい。

横格子が美しい玄関の引き戸を開けると、正面に設えられた地窓から清楚な坪庭が目に飛び込んでくる。そこに弁柄色のアクセント壁が効果的に響き合い、古都を思わせる雅やかな雰囲気を描き上げている。

和室は6畳と8畳の二間続き。襖を取り払うことで広々とした室内を生み出せるのは、日本家屋ならではのメリットだ。さらに奥の三本引きを全開にすると、ダイニングまで一直線につながる大空間が現れる。和室は室内の広さを確保しつつ伝統建築の趣を取り入れ、窓際は広縁風のフローリング敷き。雨の吹き込みや日光から畳を守る役目も果たしている。

6畳間でひときわ目を引くのが、薄縁(うすべり)と呼ばれる畳が敷かれた床の間。天然絞りの檜の床柱に網代張りの天井を組み合わせ、簡素さの中に深い造形美を醸す。押し掛けに用いた桐材と床框(とこがまち)の黒檀が深いコントラストをもたらし、部屋の空気を凛と引き締めている。白木の襖縁や枡格子の障子もまた、純朴で慎ましやかな印象だ。

掘りごたつを配した8畳の居間は、窓際と廊下側の両サイドともにフローリングとすることで、実際の面積以上に広がりを感じるゆとりの空間となった。穏やかな陽射しが注ぐこの板の間に腰掛けて読書や編み物を楽しむのが、夫妻にとってかけがえのない時間である。

この施工例の我が家マーク

    横格子からの透過光が美しい玄関は、弁柄と白練の二色の壁のコントラストが高雅

和室から段差なくつながる濡れ縁様のテラスは、雨に強い輸入材に防湿塗装仕上げ。足下に不安のある施主を気遣い手すりを配した

ステンドグラスをあしらった扉が、暗くなりがちな廊下にキッチンからの光を取り込む

坪庭と一体化した地窓が印象的な玄関は、明るめの床材と相まって光あふれる空間に。昇り降りや靴の脱ぎ履きの利便性を考え、三和土(たたき)と上がり框(かまち)の間には敷台を設けてある

花梨調の掘りごたつを設置した八畳間は、両サイドの板の間が特徴的。テラスや廊下からの出入りによる畳の傷みを防ぎ、家具を置くスペースとしても活用できる

洋間の工法を取り入れ柱や長押(なげし)を廃したことで、茶室にも通じる慎ましやかな雰囲気に仕上がった和室。収納は仏壇がぴったり収まるサイズとなっている

伝統建築の技が随所に光る床の間。網代天井には照明が組み込まれ、調度品を美しく照らしながら視覚的な奥行き感を与えている

背面の大収納が何かと活躍するキッチンは、窓からの明るい光が常に射し込む

落ち着きある色調でまとめられた寝室。使い勝手の良い出窓と天井まで開口するクローゼットを設えた

ビルダー情報

会社名 建築工房AEON(株)
代表者名 代表取締役 和久 建一
建築業許可番号 栃木県知事許可(般-27)第24782号、建築士事務所:栃木県知事登録:B 第4474号
所在地 〒3210166 栃木県宇都宮市今宮4-8-2
電話番号 050-1269-2004 FAX番号 028-645-6530
営業時間 定休日
設立 平成22年11月 資本金 500万円
業務内容 一般住宅、マンションリフォーム業 ,新築、増改築
取扱い工法
価格の目安
アフター保証 住宅瑕疵担保責任保険
取扱いエリア 栃木県内
取扱い坪単価 施工実績
ホームページ http://www.kenkou-aeon.com/
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