住まいの提案、静岡。 vol.13 (P28〜)掲載情報

スタジオ カーサ

ないものは、つくればいい。
手づくりを重ねて生まれた
あたたかな住まい。

真っ白な洋風モダンの外観が印象的なM邸。表情豊かな外壁の秘密は、ラップサイディング、いわゆる「鎧張り」にあります。これは従来のサイディングに比べて、手間も技術も余計に必要とするため近頃あまり見かけ無くなった工法です。この外壁に象徴されるように、住まいづくりにあたりMさんは徹底的にこだわりぬいたそうです。「父が車椅子の生活になり、家族が家にいる時間が多くなったので、みんなが心から愛せる場所をつくりたかったのです」。そんな想いに真摯に応えたのが、スタジオカーサでした。代表の岡野谷氏が「既製品で使えたものは浴室ぐらい」と言うほど、Mさん一家の理想を実現するために手づくりを重ねていきました。

大きな吹き抜けに面した窓から、あたたかな陽ざしが降りそそぐリビング。よくある光景のようにも思えますが、実はこの窓、西向きに設けられているのです。リビングは南向き。そんな常識にとらわれずに、土地の形状や使い勝手、車椅子の動線までを考えた岡野谷氏の発案でした。「かなり驚きましたね。他社からも様々な提案を受けましたが、そのどれもが南向きのリビングでした。他にも岡野谷さんならではの提案が多々ありました。例えば、車椅子の出入り口です」とMさん。当然のようにスロープを考えていたところ、相当な場所を必要とする上に、本人も付き添いの人も上り下りにかなりの力を使うというアドバイスを受けて「昇降機」を備え付けることにしたそうです。Mさんは「昇降機のことも知りませんでしたし、レンタルできることも初めて知りました。介護改修の実績が豊富なスタジオカーサさんに決めて良かったです」と満足顔。 ……続きは誌面でどうぞ

キッチンも収納も手すりも、そして建具までもがオーダーメイド。車椅子の移動を考えて1階は全て引き戸を使用しています。

エイジングをかけた栗の床材、角度を付けた廻縁、一枚一枚選び抜いたタイルなど、清潔感あるホワイトと落ち着いたブラウンでまとめられた室内にはこだわりがいっぱいです。

引き戸を開放すれば、キッチンからもお父様の部屋が見える構造です。木製の食器棚は電子レンジなどを、車椅子でも無理なく使える高さに設計していています。

身長に合わせてオーダーしたキッチンは、白と黒の人工大理石を使用して引き締まった印象に。ペンダントライトは、奥の引き戸に合わせてステンドグラスを選びました。

緻密な設計によって、十分な強さを保ちながら、開放感あふれる大空間を実現しました。

渡り廊下の手摺は木製の枠とロートアイアンを組み合わせた逸品。家全体の雰囲気を象徴しています。

吹き抜けに面した大きな窓が、家族の日常にあたたかな陽ざしを迎え入れます。

車椅子用のトイレは、安心して使用できるように細部まで配慮しました。

2階の洗面スペースは、立体的なタイルが西洋の雰囲気を演出しています。

ビルダー情報

会社名 スタジオ カーサ
代表者名 岡野谷 浩朗
建築業許可番号 建設業/静岡県知事認可(般-26)第33480号、 1級建築士事務所/静岡県知事登録(1)第7501号
所在地 〒4211221 静岡県静岡市葵区牧ケ谷2076
電話番号 054-277-9470 FAX番号 054-277-9475
営業時間 8:00〜18:00 定休日
設立 創業/平成16年7月 資本金
業務内容 建築物の設計・施工(住宅・店舗など)、新築・リフォーム・ガーデニング
取扱い工法 在来木造、鉄骨、RC造
価格の目安
アフター保証 (株)住宅あんしん保証/住宅瑕疵担保責任保険10年、地盤保証10年
取扱いエリア 中部(島田市~富士市)
取扱い坪単価 50万円~80万円未満 施工実績
ホームページ http://www.studio-casa.jp/
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