家族のセンスに彩られていく
白いキャンバスのような家。

プランニング当初、Mさん夫妻は漠然とした要望しか持っていなかった。風通しを良くすることや、娘さんも使える収納の確保。あとは、ご主人の趣味のロードバイクを置くスペースを屋内につくること。瀧建設では住み手の大まかな要望を汲んで設計を考え、それを自らスケッチに描き起こす。手描きの絵のぬくもりは、完成した家の雰囲気そのままだ。「瀧さんって意思の疎通がすごいんです！私たちの抽象的な話をうまく形にしてくれて、最初の設計から大きく変更したところは殆どないです」とMさん。四方に設けられた窓から風が通り抜け、木の天井や床、漆喰の壁などの呼吸する天然素材が快適な空間を保つ。ダイニング回りに作り付けた大容量の収納棚も、統一感のある木製。さらに玄関の奥には大型シューズクローク兼駐輪スペースが配され、収納力十分。唯一心配だったのは浴室を２階にするという提案だが、「実際に住んでみたらとても便利。風通しが良くて乾くのも早いし、明るい。洗濯物を干すのも楽です」プロの厨房のようなステンレスのキッチンや、タイル貼りの洗面台に似合うレトロなドアノブなど、細部には奥様がセンスを発揮。夫妻が探してきた部材を瀧建設が全て取り入れ、Mさんらしい家が仕上がった。「建てて１年経ちますが、不満は一切ないですね。娘ものびのび遊んで育っています」。