住まいの提案、静岡。 vol.10 (P102〜)掲載情報

富士木材(株)

懐かしさが心地いい。想いに寄り添うリフォームの家。

長い間、東京のマンションで暮らし三人の娘さんを育て上げたSさんご夫妻。退職を機に「庭のある暮らし」を求めてご主人の実家に帰ると決めた。亡き父が建てた家は築50年を超えていたため当初は建て替えを検討していたという。しかし義父がこの家を、手を掛けて大切に守ってきたことを知っている奥様がリフォームを提案。いくつかの業者に相談した上で選んだのが以前から名前を知っていたフジモクだった。

「フジモクさんにリフォームのイメージは無かったのですが、頼んで正解でした。他の業者さんは古いものを全て覆い隠してしまうようなプランばかりでしたが、フジモクさんだけが元の材料を活かす提案をしてくれたんです」とご主人。これは木材をよく知るフジモクの担当者からすれば当然の提案だった。「木は100年かけて強くなる。ここまで強度を増して味の出た部材を活かさない手はないと思った」と語る。計画を進めるに連れて、動線や風の道などがしっかりと考えられた間取りであること、選び抜かれた材料が使われていることなどがわかった。それはご夫妻にとっても、フジモクにとっても、亡き父の家族への想いにふれる作業でもあった。

目指す方向が定まると、フジモクのスタッフたちから様々なアイデアが提示された。使わなくなった雨戸を天井板に再利用する案や、外側からサッシを取り付けてくもりガラスの窓を活かす案など、どれもがご夫妻が驚くような、それでいてしっかりと想いに寄り添う提案だった。「古い物は悪い物。当たり前だと思っていた価値観がリフォームを通して変わりました」とご主人は笑う。

他の実例と「我が家マーク」

月日が磨き上げた木の部材を効果的に再利用。天井板に雨戸の板を使うなどアイデアあふれる玄関。

担当者がこの見事な床材を見て古材を活かすリフォームを提案。すべては飴色の広縁から始まった。

すりガラスの引き戸を活かしながら断熱性能を持たせるために外付けのサッシを採用。やわらかな日差しの中で会話も弾む。

     二さおのタンスが収まっていた場所をテレビボード兼ギャラリースペースに。

     新しい無垢の床材やシステムキッチンと古い戸棚や引き戸が調和する台所。

   広縁の脇に位置する二間続きの和室。歴史の重みが高級旅館の趣すら感じさせる。

    建物だけでなく家具までリフォーム。想い出の詰まったタンスも見事に蘇った。

   古い網戸の木枠を活用したアイデア照明。和紙を通した明かりが空間にマッチする。

   玄関から延びる廊下には収納を配置。動線を確保した上で利便性にも配慮している。

      柿が描かれた洗面ボウルは、干し柿の想い出を重ね合わせて選んだ物。

ビルダー情報

会社名 富士木材(株)
代表者名 川口 祐介
建築業許可番号 建設業/静岡県知事許可(般-22)第20150号、一級建築士事務所/静岡県知事(2)第5652号、宅地建物取引業/静岡県知事(9)第4158号
所在地 〒4160943 静岡県富士市下横割226
電話番号 0545-63-0123 FAX番号 0545-63-0125
営業時間 8:00-19:30 定休日
設立 昭和16年3月29日 (創業:大正2年) 資本金 5000万円
業務内容 新築、リフォーム、宅地分譲
取扱い工法 木造軸組工法、木造ドミノ工法
価格の目安
アフター保証 住宅保証機構(株)/住宅瑕疵担保責任保険、住宅完成保証制度、地盤保証(10年)、白蟻防除施工保証、第三者機関による施工検査、アフターメンテナンス(1カ月・3カ月・6カ月・1年以降毎年)
取扱いエリア 静岡市〜伊豆市
取扱い坪単価 40〜70万円未満 施工実績
ホームページ http://www.fujimokunoie.com
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