デッキのある平屋の家で、田舎暮らしを満喫する

田舎暮らしに憧れて、里山の自然に囲まれた地に平屋建ての一軒家を建てたNさん。3百坪もの広さの敷地内には、小川が流れ、可憐な野の花が咲き、雑木林の風景が目前に広がる。
「家を建てるなら、自分と好みや感性が近い『スタジオカーサ』にお願いしようと決めていました。その期待通り、僕の思い描くイメージを充分に理解してくれ、阿吽の呼吸で理想の住まいが出来上がっていきました」とＮさんは語る。

室内の間取りは、LDKの横にサニタリー、和室、寝室を並べたシンプルな間取り。動線も無駄がなく、収納も充分に確保されている。暮らしの中心となるLDKは、開放感たっぷりの大空間。勾配天井が縦の広がりを感じさせ、トップライトからは陽が燦々と降り注ぐ。シンプルな空間でひときわ存在感を放っているのが、「田舎暮らしのマストアイテム」たる薪ストーブ。冬はこれ1台で室内全体がぽかぽかと心地よい。休日には畑仕事や草取りに加えて薪割りも…と、やることが盛り沢山だが、それも含めた上で「田舎暮らしが今の一番の趣味」とNさんはおおらかに笑う。

そんなNさんの田舎暮らしの中で特に重要な役割を果たしているのが、LDKの正面に設けたデッキ。室内と周囲の自然とをつなぐ役割を果たすだけでなく、お茶やお酒を楽しむアウターリビングとして、あるいはご近所の人々が気軽に立ち寄って話ができるコミュニケーションの場として大いに役立っている。
デッキに佇んでいるだけで、手が届くかのように美しい星空や、山から下りてきたキツネ、小川に舞うホタルの群れなど、あまたの感動や驚きを授かることができるのも、田舎暮らしならではの醍醐味だ。