外壁には防水性が高く、振動を受けてもヒビ割れしにくい弾性しっくい（ユーロプラスト）を採用。経年によって色落ちしたような自然なムラ感の中に、アンティークレンガや輸入古材も違和感なく溶け込んでいます。

建具やパーツの一部は、ヨーロッパから取り寄せた“本物”のアンティーク。
経年変化にしか醸し出せない独特の風合いが、
無垢材や塗り壁の質感をさらに美しく際立たせています。

ナチュラルなムラ感が美しい内壁に、黄色灯の柔らかな灯りが映えるLDK。
玄関ホールへ続くブルーの木製扉をはじめ、
壁際に配されたテレビボードやドレッシングテーブル、ダイニングセットなどはすべて、
職人の手で特別に造作されたものです。
雑貨好きの奥さまのためにと、小さく3つ並んだニッチも並べられました。
レンガ積みの躯体をうっすらとのぞかせたような一角には、
まるで古城の地下道へ続くようなアイアン製の格子扉が。
思わぬ“個室”のプレゼントに、愛犬・コテツくんもなんだかうれしそうです。

たった一つの妥協で全体の印象は大きく崩れてしまうもの。
だからこそ、キッチンパーツやインテリア一つまで、そのこだわりは徹底しています。

既成のキッチン扉は、室内の雰囲気に溶け込むよう1枚1枚丁寧にカラーリング。
正面右側には広々としたパントリーも設けられています。

淡いブラウンの琉球畳と木製のアコーディオンドアでモダンに仕上げられた和室。
収納の一つを本棚にしたのは、読書好きのご主人が2階に引きこもってしまわないようにとの配慮から。

愛犬と暮らす夫妻のために、主寝室の扉にはドッグドアを。
2階にはこのほか子ども部屋2室と、広々としたウォークインクローゼットも配されています。

緩やかなアーチ状の開口が、日常の風景をまるで絵画のように彩ってくれます。